雑誌
『月刊雑誌』2014年11月号
Vol.39 No12 通巻488号
看護展望2014年11月号
ヒューマンエラーを防ぐ TeamSTEPPS®
B5判/88頁/定価1,540円(本体1,400円+税10%)
402110
- ●説明
- 特 集
◆ヒューマンエラーを防ぐ
TeamSTEPPS®
TeamSTEPPS(team strategies and tools to enhance performance and patient safety)とは、アメリカで開発された医療現場での多職種間のコミュニケーション向上を図るシステムで、日本でも様々な医療機関で取り入れられつつある注目のツールです。
今号の特集では、現在、TeamSTEPPSに取り組んでいる4つの病院にスポットを当て、取り組みを始めた経緯、その成果、今後の課題などを紹介していただき、このシステムの有益性や、病院全体で取り組むために必要とされるものなどを探っていきたいと思います。
- ●目次
- Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆希望、感動、絆が私の“看護の3K”
独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)船橋中央病院 看護部長
長谷川美穂氏に聞く
特 集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆ヒューマンエラーを防ぐTeamSTEPPS®
●TeamSTEPPS®とは何か
チームで取り組む医療安全文化の醸成
/渡邊正志・中原るり子・中澤恵子
●(座談会)東京慈恵会医科大学附属病院のTeamSTEPPS®の実際
〈危機感〉から始まり風土が変わった
/海渡健・藤原喜美子・中林由江・前田麻子・岩谷理恵子・北條文美
●近畿大学医学部附属病院における
全病院的なTeamSTEPPS®の取り組みと研修の実際
/辰巳陽一・山田明子・西隈菜穂子
●福岡青洲会病院における
米国での研修を活かしたTeamSTEPPS®の導入と継続
/友永岳・大石智恵美
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◆ 行政の動き
2015(平成27)年度・厚労省予算概算要求 社会保障費は29兆8558億円
/水巻中正
◆ Topics
地域包括ケア病棟協会が看護実践講座を開催/デング熱拡大で厚労省が診療マニュアルを公表/
看護師特定行為の研修内容について検討開始
/渡辺美佐緒
対談:看護の今を考える――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆政策の目で 看護の今をどうとらえるか@
石田昌宏・森山美知子
管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆ 特別寄稿
RRSの日本での普及を目指して@
東京ベイ・浦安市川医療センターにおける先駆的実践から
/津久田純平・藤谷茂樹・工藤由子
◆ 管理的思考の育成! ケース・メソッド入門H
「7対1」病棟から「地域包括ケア病棟」への転換を検討している
病院看護部の戦略
/大島敏子・真下綾子・伊勢田暁子・他
◆ 実践的問題解決思考法J
SWOT分析とは
/橋本竜也
教 育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆ 一歩先の授業へ! 看護教員のための教授法入門J
学生の多様性に配慮する
/中井俊樹・飯岡由紀子
◆ 教育レポート:「看護の統合と実践」の今
複数の患者を学生チームで受け持つ統合実習の効果
/石尾由美・河口和子・橋井美紀・尾田恵・平田素彦・會見加代子
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◆ こころをみつめる Book Guide ●Vol.83
主婦の友社編『作りおきサラダ』
/皆藤 章
- ●その他
- 2014年12月号――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
特集:変革の時代の経営思考を鍛えるケース・メソッド
「ケース・メソッド」は、現実の「経営事例」を教材に、事例における経営責任者の立場になって意思決定を下す訓練を、議論をとおして行うものです。
医療界は、2025年問題への対応の必要から、単なる“平時の組織運営”を超えた、“環境の変化”を見越した洞察や判断がますます求められます。看護管理者が、このような時代の医療機関の“幹部”としての役割を果たすためには、“経営者の立場になった「経営事例」の検討”(ケース・メソッド)で身につく洞察力、判断力などが不可欠になると考えます。
この特集では本誌連載「ケース・メソッド入門」の最終回に代わる形で、改めてこの方法の看護管理者育成における意義を確かめ、活用の仕方を考えます。
ケース・メソッドによる教育の可能性:医療分野での発展
篠田道子(日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科)
ケース・メソッドを使用した看護管理者研修のあり方
小池智子(慶応義塾大学看護医療学部)
院内でケース・メソッドを用いて経営に活かす病院の実例
(座談会)これからの看護管理者に求められるものとケース・メソッドの意義
小池智子・他