雑誌
『月刊雑誌』2014年4月増刊号
Vol.60 No5 通巻875号
看護技術2014年4月増刊号
抗がん薬 薬理&患者ケア GUIDE
編集協力/石丸博雅(聖路加国際病院薬剤部 がん専門薬剤師)
B5判/160頁/定価2,640円(本体2,400円+税10%)
401041
- ●説明
特 集
抗がん薬
薬理&患者ケア GUIDE
編集協力/石丸博雅(聖路加国際病院薬剤部 がん専門薬剤師)
がん治療においては化学療法が治療法の第一選択となることも多く,看護師が抗がん薬を取り扱う場面は多い.現在では多くの種類の抗がん薬があり,それらは様々な機序・特徴を有しているが,看護師はがん患者に対して適切な投薬業務やケア・指導を行うためにも,各薬剤の特徴をある程度理解しておく必要がある.
そこで本特集では,種類別に薬剤の作用機序を説明していくとともに,各科で使用する主な薬剤を50種類以上取り上げ,各薬剤の作用・副作用などの特徴やケア時の注意点,指導ポイントなどの患者へのケアポイントを解説する.
第1章
がんの病理と抗がん薬について
第2章
種類別薬剤の薬理
1.抗生物質
◉ 抗生物質の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1.ドキソルビシン 2. エピルビシン 3. アムルビシン 4. ブレオマイシン
5. ミトキサントロン 6. リポソーマルドキソルビシン
2.白金製剤
◉ 白金製剤の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1. シスプラチン 2. カルボプラチン 3. オキサリプラチン
3.アルキル化剤
◉ アルキル化剤の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1. シクロホスファミド 2. イホスファミド 3. ダカルバジン 4. テモゾロミド 5. ベンダムスチン
4.微小管阻害薬
◉ 微小管阻害薬の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1. パクリタキセル 2.ドセタキセル 3. エリブリン 4. ビンクリスチン 5. ビノレルビン 6. ビンブラスチン
5.トポイソメラーゼ阻害薬
◉ トポイソメラーゼ阻害薬の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1. イリノテカン 2. エトポシド
6.代謝拮抗薬
◉ 代謝拮抗薬の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1. ペメトレキセド 2. メトトレキサート 3. ゲムシタビン
4. テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(S-1) 5. カペシタビン 6. フルダラビン 7. シタラビン
7.分子標的薬(モノクローナル抗体)
◉ モノクローナル抗体の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1. リツキシマブ 2. トラスツズマブ 3. ペルツズマブ 4. ベバシズマブ 5. セツキシマブ 6. パニツムマブ
8.分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬)
◉ チロシンキナーゼ阻害薬の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1. イマチニブ 2. ゲフィチニブ/エルロチニブ 3. ダサチニブ 4. ソラフェニブ 5. スニチニブ
6. ニロチニブ 7. クリゾチニブ
9.分子標的薬(mTOR阻害薬)
◉ mTOR 阻害薬の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1. テムシロリムス 2. エベロリムス
10.ホルモン療法
◉ ホルモン療法の作用機序
◉ 各薬剤の特徴とケアポイント
1. タモキシフェン/トレミフェン 2. アナストロゾール/レトロゾール/エキセメスタン 3. フルベストラント
4. ゴセレリン/リュープロレリン 5. デガレリクス
第3章
主な腫瘍のレジメン
1.乳がん
◉ FEC100 療法
◉ ペルツズマブ+トラスツズマブ+ドセタキセル療法
2.大腸がん
◉ Bev + XELOX 療法
◉ Cetu + FOLFIRI 療法
3.肺がん
◉ ペメトレキセド+ シスプラチン療法
◉ カルボプラチン+ S-1 療法
4.婦人科がん
◉ TC 療法
5.子宮頸がん
◉ シスプラチン療法
6.胃がん
◉ トラスツズマブ+ カペシタビン+ シスプラチン療法
◉ シスプラチン+ S-1 療法
- ●その他
- ●訂正とお詫び●
『看護技術』2014年4月臨時増刊号(Vol.60 No.5),p.46の「2.イホスファミド」で以下の誤りがありました.読者の皆様,また関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫びし,ここに訂正致します.(本誌編集室)
p.46左段 見出し「特徴」の上から1行目
(誤)イホスファミド(シクロホスファミド水和物)→(正)イホスファミド