雑誌
『月刊雑誌』2014年2月号
Vol.60 No2 通巻872号
看護技術2014年2月号
がん化学療法における 抗がん薬曝露対策
編集協力/石井範子(秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻基礎看護学講座・教授)
B5判/96頁/定価1,320円(本体1,200円+税10%)
401020
- ●説明
特 集
がん化学療法における
抗がん薬曝露対策
編集協力/石井範子(秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻基礎看護学講座・教授)
抗がん薬の曝露は健康への悪影響を及ぼすことが認識されており,特に看護師は抗がん薬の与薬準備から与薬中,与薬後まで患者と接する必要があり,曝露の危険性が非常に高い.よって,職業性曝露を回避するための方策が求められている.
そこで本特集では,抗がん薬の基礎知識と曝露時の健康影響を再確認するとともに,曝露予防のための具体的な方法を示すことで,抗がん薬を取り扱う看護師たちが職業性曝露の危険を軽減でき,また,各病院の抗がん薬取扱いマニュアル策定の参考となることをねらいとする.(編集部)
特集にあたって
Part1 抗がん薬の職業性曝露と防止策の現状/石井範子
Part2 抗がん薬について/杉山令子,菊地由紀子
Part3 抗がん薬曝露と健康影響/工藤由紀子,長谷部真木子,佐々木真紀子
Part4 曝露防止策
@ 防護具と環境の整備/工藤由紀子
A 抗がん薬投与に関連した取り扱い方法/佐々木真紀子,長谷部真木子,杉山令子
B 排泄物・汚染リネンの取り扱い/菊地由紀子
C こぼれの処理・廃棄物の処理/佐々木真紀子
D 在宅患者と家族への対応/長谷部真木子
Part5 曝露における緊急時の対処法/佐々木真紀子
Part6 米国で見た抗がん薬曝露防止の実際/石井範子
Part7 抗がん薬の曝露防止に向けた教育体制と管理部門の役割/石井範子
連 載
◆T h e A r t i s t
内藤亜由美(藤沢市民病院 WOC相談室 皮膚・排泄ケア認定看護師)
◆症状別ケア実践
褥瘡ケア編
思い込みに注意! 褥瘡と鑑別が必要な皮膚疾患 その@/安部正敏
口腔ケア編
神経内科脳血管障害患者/星 佐知子,森川純子
◆今月の治療薬
メサドン塩酸塩(メサペイン®錠)/石丸博雅
◆急変・急患の病態把握に活かす 看護師のための臨床推論覚書
腹痛を訴える65歳男性/徳田安春
◆M E 機器トラブルシューティング
NPPV/山田紀昭
◆看護学×理工学 融合と発展を探る
サーモグラフィの画像処理に基づく足病変アセスメント/森 武俊
◆看護に活かすマッサージ
日本におけるマッサージの法律規定
―「医療マッサージ」と「保健マッサージ」/岡本佐智子
◆機能を最大限に活用した I T 仕事術
ファイルを操作する/斎藤智彦
◆文献レビューによる看護ケアベストプラクティス
吸引圧による粘膜損傷は設定圧で検討すべきか,
それともカテーテル孔に加わる陰圧か?/平野昭彦
◆中範囲理論を実践に活用する
「健康信念モデル」を臨床で使う/小平京子
- ●その他
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特集
集中治療領域におけるチームケアアプローチ
近年,病院内で組織され活動するRST(呼吸ケアチーム)やICT(感染対策チーム)などの各チームが,専門性をもって各セクションに横断的にかかわる体制が多くみられる.そのなかでも患者の病態や状況が刻々と変化する集中治療領域は,より専門的な知識と技術をもって対応することが要求されており,チームによる専門的なアプローチを期待されている.
そこで本特集では,栄養管理,摂食・嚥下,感染対策,呼吸ケア,せん妄ケア,緩和ケアにおいて,具体的な介入方法も示しつつ,各病院のチームとしての取り組みを解説することで,今後,集中治療領域におけるチームケアアプローチを実践するうえでの一助となることをねらいとする.
1.栄養管理
2.摂食・嚥下
3.感染対策
4.呼吸ケア
5.せん妄ケア
6.緩和ケア
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