看護を中心に医療・保健・介護福祉の発展を支え続ける専門出版社

雑誌

看護技術2011年10月増刊号

『月刊雑誌』2011年10月増刊号
Vol.57 No12 通巻840号

看護技術2011年10月増刊号

東日本大震災の経験を共有する
小井土雄一(独立行政法人国立病院機構災害医療センター臨床研究部長)・福田淑江(独立行政法人国立病院機構災害医療センター・看護部長)
B5/160頁/定価2,640円(本体2,400円+税10%)
401101


●説明
 特集


東日本大震災の経験を共有する

東北地方を襲った東日本大震災後に被災地で活躍した23名の医療者の医療・救援活動を紹介する。最前線での活動を終えた看護師が、看護師の立場から何を考えたか、何ができて何ができなかったか、今後どのようなことを想定しどのようなスキルを身につけなければならないかを震災直後の写真を紹介いただき,まとめてもらった。
被災地の最前線で機能した石巻赤十字病院、後方支援に徹した東北大学病院、いち早く被災地に掛けつけたDMAT隊員らが経験した災害看護を読者と共有することがねらいである。

 目次


1.被災地における看護の重要性

2.災害看護に求められる看護技術

3.県庁災害対策本部での実践

4.広域医療搬送での実践

  1)いわて花巻空港におけるSCU活動
  2)陸上自衛隊秋田駐屯地への搬送
  3)航空自衛隊千歳基地への搬送

5.被災地での実践
  1)石巻赤十字病院における黄色治療班での活動
  2)岩手県立釜石病院におけるDMAT活動

6.被災地の受け入れ先としての実践
  1)傷病者の受け入れ準備と実践
  2)広域医療搬送の受け入れ準備と実践

7.救護所での実践

8.避難所巡回での実践

  1)診療所での患者ケアと家族ケア
  2)海外救援チームのサポート
  3)医療ニーズの把握と精神的援助

9.災害支援ナースの実践
  1)被災地における行政コンサルタント
  2)褥瘡管理の実践
  3)避難所の環境調査

10.フライトナースの実践

11.こころのケアの実践

12.在宅看護の実践

13.保健師の実践

14.原発事故による医療ニーズと看護実践

  1)福島第一原発事故における医療ニーズ
  2)「警戒区域への一時立ち入り」に対する医療支援

【特別付録】
独立行政法人国立病院機構災害医療センター作成
管理者・スタッフのための災害時初動チェックリスト




お詫びと訂正

「1.被災地における看護の重要性」におきまして,内容に誤りがございました.
地域の皆様ならびに読者の皆様,また関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫びし,ここに訂正いたします.

19頁,左段,14行目

【誤】 双葉町の病院から患者を搬送した際に,

【正】 20km圏内の病院から患者を搬送した際に,