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書籍

事例で学ぶ老年看護学 第1版

事例で学ぶ看護学 

事例で学ぶ老年看護学 第1版

編集:川原礼子・和島早苗

B5判/186頁/定価2,310円(本体2,100円+税10%)
ISBN:978-4-8392-1221-6
第1版/2003年 12月


●説明
本書では、看護師が高齢者をどのようにアセスメントし、どのようにケアプランを立て、実践し、評価修正したかを紹介するという形で、事例を示しています。高齢者の身体機能の衰退は、それまでの健康習慣や抵抗力などによっても大きく異なり、同じ病気であっても若年者とは現れ方が異なるだけでなく、個々の高齢者の心理・社会的状況もまた多様であり、高齢者のアセスメントには知識と経験と感性の豊かさが求められます。本書ではベテランの執筆者が、高齢者の看護の基本的要素が学べるよう配慮して事例を選択し、学習がしやすいよう工夫して記述しています。また、高齢者ケアの場の広がりを反映して、高齢者が療養する場と段階を広く提示しています。


《編集》
川原 礼子(東北大学大学院医学系研究科保健学専攻教授)
和島 早苗(黎明郷リハビリテーション病院・弘前脳卒中センター看護部長)
●目次
case1手術を受ける事例@
慢性硬膜下血腫の術後管理と退院時指導に焦点をあてて

case2手術を受ける事例A
大腿骨頸部骨折術後で痛みを訴え、離床が遅れたケースへのかかわり

case3保存的療法を受ける事例@
治療による2次的変化を予防する看護

case4保存的療法を受ける事例A
パーキンソン病患者に身体可動性を保持するためのセルフケア行動を支援する

case5保存的療法を受ける事例B
嚥下障害を伴った糖尿病患者のケース

case6リハビリテーションを受ける事例
転倒の危険性と抑うつ状態があるケース

case7終末期の事例
母を看取りたいという家族の気持ちに添った支援

case8施設から在宅に移行する事例
バルンカテーテル使用の事例のケアマネジメント

case9療養型病院での事例
食への援助及び家族関係の調整に焦点をあてて

case10老人保健施設での事例
痴呆性高齢者への対応