雑誌
『月刊雑誌』2021年4月号
Vol.67 No4 通巻972号
看護技術2021年4月号
DTI・クリティカルコロナイゼーションを基礎から学ぶ!
「DESIGN-R®2020」を活用した褥瘡ケア
編集協力/須釜淳子
病態を可視化しケアにつなぐ!
看護師が実践するエコーを用いたケア
編集協力/真田弘美,玉井奈緒
B5判/104頁/定価1,430円(本体1,300円+税10%)
401040
- ●説明
第1特集
◆DTI・クリティカルコロナイゼーションを基礎から学ぶ!
「DESIGN-R®2020」を活用した褥瘡ケア
編集協力/須釡淳子(金沢大学新学術創成研究機構 教授)
2020 年末に改定されたDESIGN-R®2020 では,「深部損傷褥瘡(DTI)疑い」と「臨界的定着(クリティカルコロナイゼーション)疑い」が評価項目に追加された.これにより,創傷治癒遅延の要因を追及する適切な臨床判断が可能になる.
本特集では,新たに項目として追加されたDTI・クリティカルコロナイゼーション疑いを中心にDESIGN-R®2020 を取り上げ,褥瘡ケアにおいて看護師が新しく押さえるべきポイントについて,事例も含めて解説する.
第2特集
◆病態を可視化しケアにつなぐ!
看護師が実践するエコーを用いたケア
編集協力/真田弘美(東京大学大学院医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野 教授/
グローバルナーシングリサーチセンター センター長)
玉井奈緒(東京大学大学院医学系研究科 社会連携講座イメージング看護学 特任准教授)
近年,超音波診断装置(エコー)の軽量・小型化が進み,いつでもどこでも患者の体内状態を可視化することが可能になってきている.これにより,早期対応や情報共有が簡便になり,患者の抱える個別性の高い痛みや悩みに的確にアプローチできることが期待されている.
本特集では“第6のフィジカルアセスメント”と期待されるエコーを用いたケアの最前線を紹介する.
- ●目次
第1特集
◆DTI・クリティカルコロナイゼーションを基礎から学ぶ!
「DESIGN-R®2020」を活用した褥瘡ケア
編集協力/須釜淳子
●特集にあたって
須釜淳子
●Part1 ケアに役立つDESIGN-R®2020改定のポイント
須釜淳子
●Part2 DTI(疑い)・クリティカルコロナイゼーションのアセスメント方法
➊深部損傷褥瘡(DTI)疑いのアセスメント方法
松本 勝・他
➋クリティカルコロナイゼーションのアセスメント方法
峰松健夫,仲上豪二朗
●Part3 事例にみる「DESIGN-R®2020」を活用した褥瘡ケア
➊車いすアスリートに発生したDTI疑いのアセスメントとケア
臺 美佐子,玉井奈緒
➋急性期患者に発生したDTI疑いのアセスメントとケア
志村知子
➌クリティカルコロナイゼーション疑いの褥瘡のアセスメントとケア@
小柳礼恵
➍クリティカルコロナイゼーション疑いの褥瘡のアセスメントとケアA
間宮直子
第2特集
◆病態を可視化しケアにつなぐ!
看護師が実践するエコーを用いたケア
編集協力/真田弘美,玉井奈緒
●Part1 エコーを利用した看護アセスメントの現状
玉井奈緒,真田弘美
●Part2 事例で学ぶ 看護師が実践するエコーを用いたケア
➊超音波検査によりDTIを発見し,ケアした事例
玉井奈緒
➋チーム医療のなかでエコー画像により情報共有しながら取り組んだ事例
仲上豪二朗・他
➌摂食嚥下障害のケアの事例
保坂明美・他
➍排泄ケアの事例
新関こずえ・他
連 載
◆選べる! 使える! ストーマ装具〔解説動画つき!〕
●ストーマケアと装具選択の基本となるもの
松浦信子
◆皮膚疾患・皮膚障害の見方とケア方法
●湿疹・皮膚炎に対するアセスメントとケア
宮澤理恵子
◆多死社会におけるスピリチュアルケア
●スピリチュアルケアとは
玉置妙憂
◆循環器疾患患者の療養支援
●再入院を繰り返す慢性心不全患者に対する支援
:健康自己責任論からのパラダイム転換
久保美紀
◆マイナーエマージェンシーを見逃さないためのポイント
●連載にあたって
渕本雅昭
◆生死を巡る心理童話
●喰い意地亢進症-C
:ハロウィンの夜
中川 晶
- ●その他
- 【次号予告】
2021年5月号は2021年4月20日発売!
第1特集
◆がんだけじゃない!
疾患を限定しない緩和ケア
編集協力/千葉恵子(亀田医療大学看護学部看護学科 講師,亀田メディカルセンター リンパ浮腫センター
リンパ浮腫療法士/緩和ケア認定看護師)
緩和ケアにおいては,医学的側面での痛みのケアだけではなく,療養先や最期の時を過ごす場所などをも視野に入れた介入も求められており,地域などへの展開を含めた緩和ケアの多様化が期待されている.それに伴い,緩和ケアの対象は終末期がん患者に限定されない広がりを見せている.
本特集では,“疾患を限定しない” 緩和ケアが注目されるようになってきた背景や,実施するうえでのポイントを整理し,具体的な実践について事例も含めて紹介する.
第2特集
◆がんロコモを知る
患者の「動きたい」を支えるために看護師が押さえるべきポイント
編集協力/河野博隆(帝京大学医学部附属病院 整形外科 主任教授)
フレイル対策が重要課題として叫ばれる中,がんサバイバーの増加に伴いがん(治療)由来の運動器疾患(がんロコモ)にも注目が集まっている.患者が「動ける」状態を保ちつつQOLを改善していくことが,今後ますます重要となってくる.
そこで本特集では,がんロコモの知識を整理しつつ,がん患者のADLを支えるために看護師が押さえておくべきポイントを解説する.
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