書籍
- ●説明
- 「認知症高齢者の世界を知れば,支援がわかる!」
認知症高齢者が安心・安全に入院生活を送るための対応力を身につける.
《本書の特長》
超高齢社会を迎えた現在,一般病棟に入院する患者にも認知症を抱える人々が増加しており,今後ますます入院生活を送る認知症患者へのかかわりが重要となってきます.
本書では,入院する認知症高齢者が安心・安全に治療を受けられるよう,認知症の基礎知識から現場で遭遇する困難な状況への対応方法、さらには退院に向けた支援や院内外の連携について解説します.
《編集》
田中久美(筑波メディカルセンター病院 老人看護専門看護師)
- ●目次
- 総論 一般病棟における認知症高齢者への治療・ケアの課題と看護師の役割
第1章 認知症高齢者の基礎知識
1.認知症の分類と症状
2.認知症・うつ・せん妄の鑑別
3.認知症高齢者の特徴
4.入院中の認知症高齢者への治療・ケアの視点
5.認知症高齢者のアセスメントポイント
第2章 入院中の認知症高齢者への対応
1.コミュニケーション
2.療養環境の調整
3.日常生活活動の支援
@食事
A排泄
B睡眠・休息
C清潔行為
4.身体症状のケア
@栄養・脱水
A便秘
B痛み
5.BPSDへの対応
6.せん妄
7.転倒・転落
8.身体拘束
9.意思決定支援
10.院内における連携
@専門チーム間の連携
A多職種との協働
11.看護師の感情コントロール
第3章 退院後の生活を見据えた支援と連携
1.退院支援
2.地域との連携
第4章 事例でみる認知症高齢者へのかかわりの実際
1.コミュニケーション事例:何度も同じことを聞く,辻褄の合わない言動
2.BPSD事例@:チューブ・ドレーン類の自己抜去
3.BPSD事例A:治療・処置の拒否
4.BPSD事例B:大声をあげる,暴言・暴力
5.BPSD事例C:徘徊,安静の拒否
6.せん妄事例
7.身体拘束事例
8.退院困難事例@
9.退院困難事例A
10.退院困難事例B