看護を中心に医療・保健・介護福祉の発展を支え続ける専門出版社

書籍

精神看護学概論/精神保健 第5版

新体系 看護学全書 
精神看護学@

精神看護学概論/精神保健 第5版

編集:岩ア弥生・渡邉博幸

B5判/300頁/定価2,530円(本体2,300円+税10%)
ISBN:978-4-8392-3363-1
第5版/2019年 11月


●説明
<ホームページリニューアルのお知らせ>

平素は格別のお引立てを賜りまして、誠にありがとうございます。

この度、当社のホームページにつきまして、より見やすく、快適に利用できるように、構成やデザイン、および一部仕様を一新いたします。

また、リニューアルに伴い、商品のご購入方法が変更となります。
・オンライン書店での購入。
・最寄りの書店(刊行物取扱い書店をご覧ください)


購入はこちらから(オンライン書店E-honサイトへ)



これまでとご利用方法が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申しあげます。
●目次
●精神看護においてポイントとなる「地域精神保健(コミュニティ・メンタルヘルス)についてまとめています。
 ▶地域における精神看護の重要性とともに,精神看護の対象者を場から理解もできます。Aの地域における精神看護と
  リンクした授業の展開ができます。
●精神保健について,患者への提示例なども見せながら解説しています。
 ▶学生が理解しにくい精神の健康に対してのアプローチを実例とともに理解ができます。
●精神(心)の発達に関する理論についてまとめています。
 ▶「第2章 精神(心)の発達に関する主要な考え方」にて理論と概念をまとめており,精神看護を学ぶうえでの
  ベースとし,具体論の展開に入っていけます。
●いじめや自傷行為,危険ドラッグ,IT依存など,精神保健における現代的な問題についても多数取り扱っています。
 ▶精神の健康として,身体的疾患のある人の背景としてもみられる問題を取り上げており,患者像の理解を深めると
  ともに,心理社会的アセスメントを行う際の視点としても役立ちます。


編集
岩ア  弥生 千葉大学名誉教授
渡邉  博幸 千葉大学社会精神保健教育研究センター特任教授

執筆者(執筆順)
岩ア  弥生 千葉大学名誉教授
岡田  眞一 前千葉県精神保健福祉センターセンター長
池田  政俊 帝京大学大学院文学研究科臨床心理学専攻主任教授
花澤   寿 千葉大学教育学部教授
矢代 佐枝子 明星大学人文学部非常勤講師
山内  直人 医療法人社団爽風会心の風クリニック千葉院長
尾島  俊之 浜松医科大学医学部健康社会医学講座教授
渡邉  博幸 千葉大学社会精神保健教育研究センター特任教授
石川  真紀 千葉県精神保健福祉センター次長・臨床検査課課長
谷渕 由布子 医療法人同和会千葉病院医長
東本  愛香 千葉大学社会精神保健教育研究センター特任講師
小石川比良来 亀田総合病院心療内科・精神科部長
下里  誠二 信州大学医学部保健学科看護学専攻教授



序 章 「精神看護学」で学ぶこと
 T 精神保健で扱われる現象
  A 精神障害と精神保健
  B 日本の精神保健医療政策と方向性
 U 精神的健康の保持・増進としての精神保健
  A 精神の健康とは
  B 精神の健康を支える要因
  C ストレスマネジメント
 V 地域精神保健(コミュニティ・メンタルヘルス)
  A 入院医療中心から地域生活中心へ
  B  地域精神保健における第一次予防,第二次予防,第三次予防
  C リカバリーを機軸とした精神医療
  D 障害者権利条約の批准
 W 「精神看護」の分野
  A 精神看護とは
  B 精神看護の役割の広がり
  C 精神看護の専門性

第1章 「精神(心)」のとらえ方
 T 脳の構造と認知機能
  A 脳・神経系の構造
  B 認知機能と神経基盤
  C 大脳皮質の機能区分
  D 高次脳機能の研究方法
 U 精神(心)の構造と働き
  A 精神力動理論とその派生理論
  B 深層心理学:欲動論
  C 自我心理学:自我の防衛機制
  D 自己心理学:関係精神分析
  E 対象関係論
  F 理論の意義と限界,発展

第2章 精神(心)の発達に関する主要な考え方
 T エリクソンの漸成的発達理論
 U ボウルビィの愛着理論
 V  その他の乳幼児期の発達理論(マーラーとスターン)
  A マーラーの分離個体化理論
  B スターンの自己感の発達論
 W マズローの欲求5段階説
 X ピアジェの認知発達理論

第3章 家族と精神(心)の健康
  A 家族とは
  B 夫婦関係
  C 親子関係
  D 家族ライフサイクル
  E 家族システム

第4章 暮らしの場と精神(心)の健康
 T 学校と精神(心)の健康
 U 職場・仕事と精神(心)の健康
 V 地域における生活と精神(心)の健康

第5章 精神(心)の危機状況と精神保健
 T  危機とは何か?:危機理論・危機モデル
 U ストレスとコーピング
 V  適応と不適応(適度なストレス状況とは)
 W セルフマネジメント

第6章 現代社会と精神(心)の健康
 T 現代社会の特徴:社会構造の変化と社会病理
 U 精神保健が関与する社会病理現象
  A ドメスティック・バイオレンス
  B 職場におけるハラスメント
  C 児童虐待
  D いじめ
  E ひきこもり
  F 不登校
  G 自殺
  H 自傷行為
  I アルコール問題(アルコール依存)
  J 薬物問題(危険ドラッグ)
  K ギャンブル依存
  L IT依存
  M 犯罪・非行

第7章 精神保健医療福祉の歴史と現在の姿
 T 精神医療の歴史
  A 諸外国における精神医療の歴史と現在
  B 日本における精神医療の歴史と現在
 U 精神障害をもつ人を守る法・制度
 V  精神保健福祉法における医療の形態と患者の処遇
  A 入院医療の形態
  B 入院患者の処遇と権利擁護