書籍
がん看護 実践シリーズ
入院患者の圧倒的多数はがん患者で占められると言われるのが今日の医療現場の実態です。本シリーズでは、その医療現場の最大のテーマである“がん患者看護”に正面から取り組みました。
本シリーズの大きな特徴は、疾患とその診療・看護について詳しく解説するため各臓器のがんに焦点をあてて巻構成を行ったということです。発生した部位それぞれのがんの特徴によって治療にも看護にも異なった特徴があることはいうまでもありません。疾患をもった患者にたいする個別の看護はもちろん疾患の医学的知識のみに基づくものではありませんが、日進月歩の医学の知識は適切な看護を行うための大前提として不可欠なものです。疾患とその診療をしっかり理解することにより、経験の浅い看護師や看護学生ががん患者を担当してもあわてることなく、患者の安全・安楽を配慮した的確な看護が実践できることを目的に編集しました。
がん患者看護の知識を本シリーズで会得し、実践に生かしてください。
○基本的な知識から最新の知見まで、臨床の今を反映した内容
○臓器別がんの検査・診断・治療の今と、その看護がわかる
○安全・安楽な看護、根拠のある看護実践のための情報を整理し収載
○若手看護師の知識不足、経験不足を補い、臨床での自身につなげる。
《監修》
野村 和弘 (国立がんセンター中央病院名誉院長、東京労災病院院長)
他
《編集》
渋井 壮一郎(国立がんセンター中央病院医長)