看護を中心に医療・保健・介護福祉の発展を支え続ける専門出版社

雑誌

看護技術2017年3月号

『月刊雑誌』2017年3月号
Vol.63 No3 通巻915号

看護技術2017年3月号

認知症高齢者への 食事支援
編集協力/千葉由美(横浜市立大学大学院医学研究科 教授)、市村久美子(茨城県立医療大学保健医療学部 教授)
認知症がん患者の 意思決定支援
編集協力/柏田孝美(三井記念病院 がん看護専門看護師)
B5判/96頁/定価1,296円(本体1,200円+税8%)
401030


●説明
第1特集


認知症高齢者への食事支援
編集協力/千葉由美(横浜市立大学大学院医学研究科 教授)
     市村久美子(茨城県立医療大学保健医療学部 教授)

 認知症高齢者は症状が進行すると“食事を拒否する”“食べ物を口に含んだまま飲み込まない”“むせる”などの食事に関する行動障害があらわれるが,どのように対処すれば食べてくれるのかがわからず難渋する医療者・介助者も少なくない.食べられない状態が続くことによって低栄養による筋力低下やさらなる摂食嚥下機能低下が生じ,認知症高齢者の予後にも大きな影響を与えてしまう.こうした事態を防ぐためにも,医療者・介助者は認知症高齢者の“食べない・食べられない”理由をアセスメントし対応できることが求められている.
 そこで本特集では,認知症と摂食嚥下障害の特徴について解説するとともに,食に関する行動障害のアセスメントと具体的な支援方法について解説する.

Part1 認知症による摂食嚥下障害の特徴/山田律子

Part2 認知症高齢者の食に関する行動障害のアセスメント
 @ 認知症高齢者の食に関するアセスメントポイント/千葉由美・他
 A 行動障害の内容別にみた原因と徴候・アセスメント/千葉由美・他

Part3 食事前の環境調整/迫田綾子

Part4 行動障害ごとの認知症高齢者への食事介助の実際/千葉由美・他

Part5 事 例
 @ 脳血管性認知症と高次脳機能障害を合併した老老介護の事例/本村美和,田中久美
 A レビー小体型認知症の症状と薬剤の見直しが必要であった事例/本村美和,田中久美
 B 重度アルツハイマー型認知症の経口摂取継続の可能性をCRPから検討した事例/本村美和・他

Part6 認知症高齢者への胃瘻導入のポイントとケア/山脇正永

Part7 行動障害を有する認知症高齢者への予防的訓練法/本村美和,田中久美


第2特集


認知症がん患者の意思決定支援
編集協力/柏田孝美(三井記念病院 がん看護専門看護師)

 がん治療においては重要な意思決定の場面が何度も訪れるが,認知症をもつ患者の場合,患者の治療に対する理解が不十分で,患者本人の意向や思いをくみ取れないままに治療方針が決定されることも多い.認知症をもつ高齢がん患者の意思を尊重した治療選択や療養場所の決定を行うためには,患者の意思決定能力の査定や多職種での検討,医療倫理コンサルテーションなどを行い,意思決定までのプロセスをていねいに進めていくことが重要である.
 本特集では,認知症がん患者の意思決定支援に必要な知識と支援のポイント,進め方について解説し,事例を用いて支援の実際を紹介する.

Part1 認知症がん患者の意思決定支援
    :基礎知識,支援のポイントと進め方
/中嶋義文

Part2 事例にみる意思決定支援の実際/柏田孝美


連 載


PICSの予防と対策
  ICUでの侵襲的な処置やケア/平敷好史

がん患者の症状マネジメント
  リンパ浮腫/南口陽子,荒尾晴惠

エンドオブライフケア:実践知が導くケア技術
  がん患者と非がん疾患患者への緩和ケア技術/武見綾子

Q&A
  血液ガス編/野 洋
  人工呼吸器アラーム対応編/石井宣大
  人工呼吸器グラフィックモニタ編/奥田晃久

お知らせ・ご案内


特別寄稿
  看護師等免許保持者の届出制度について/橋本亜希子・他
●その他
4月号は2017年3月20日発売!

第1特集


失禁管理とスキンケア
編集協力/野島陽子(東京都健康長寿医療センター 皮膚・排泄ケア認定看護師)

 失禁は不快感や自尊心の低下を招くとともに,排泄物の皮膚への接触はスキントラブル(失禁関連皮膚炎;IAD)の原因になり,疼痛やかゆみなどの身体的苦痛も生じさせる.このスキントラブルの発生や重症化を予防するためには,失禁そのものへのアプローチや予防的なスキンケアが重要である.
 本特集では,看護師がIADを予防・管理できるようになることを目指し,失禁管理のポイントと予防的スキンケア,IAD発生時の対処について解説する.

第2特集

DTI (深部損傷褥瘡)のケア
編集協力/松田友美(山形大学医学部看護学科 基礎看護学講座 准教授)

 DTI(深部損傷褥瘡)とは「表皮剥離のない褥瘡のうち,皮下組織の損傷が疑われる所見がある褥瘡」を指す.これは一見すると軽度の皮膚障害のように見えるが,時間経過とともに急激に悪化して皮膚表面に現れる.DTIが重症化する前に発見・対応するためには,小さな発赤であっても軽視せず,DTIである可能性を考慮して観察・ケアにあたることが重要である.
 本特集では,このDTIの発生機序やメカニズム,アセスメントとケアのポイントについて,最新の知見を踏まえて解説する.

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2016年10月臨時増刊号 好評発売中!!

特集 エンドオブライフケアにおける意思決定支援
    その人らしく生きぬくために医療者ができること
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2015年10月臨時増刊号 好評発売中!!

特集 急性症状・外傷の初期対応
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2015年4月臨時増刊号 好評発売中!!

特集 全身疾患による皮膚症状と看護ケア
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





看護管理者・看護教育者のための総合誌「看護展望」も好評発売中!!