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雑誌

看護展望2017年1月号

『月刊雑誌』2017年1月号
Vol.42 No1 通巻518号

看護展望2017年1月号

スタッフのモチベーションと能力を引き上げる 期末面接の極意
B5判/88頁/定価1,540円(本体1,400円+税10%)
402010


●説明
特 集
スタッフのモチベーションと能力を引き上げる
期末面接の極意


 看護管理者にとって期末の大仕事の1つが部下との期末面接です。期末面接では部下が期首に立てた目標の達成度を確認することも大切ですが、それ以上に部下のモチベーションを高めることや、さらなる能力向上を促すためのフォローやフィードバックを行うことなど、様々なことが求められます。そこで、今回の特集では、来たる2016年度末の期末面接前に、改めてその目的やねらいを復習しながら、実施前に身に付けておきたい技術や、知っていれば得をする期末面接のコツや極意について学んでいきます。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 片山智栄 ナースケア・ステーション 所長
 在宅看護に新風を巻き起こす

立ち読み

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

スタッフのモチベーションと能力を引き上げる
期末面接の極意


 期末面接の場を最大限に活かす看護管理の在り方 /市川幾恵
 部下のモチベーションと能力を引き上げるために
立ち読み

 年度末面接の成功・失敗を分けるポイント /山下美智子
立ち読み

 師長・主任目標面接の極意とマネジメント /齋藤由利子
 時間を管理できなければ、何も管理できない(ドラッカー『経営者の条件』より)
立ち読み

 私が期末面接で大切にしていること[病棟・外来編]

 モチベーションを高め課題を見いだし成長へとつなげる /高瀬裕子

 面接をとおしてスタッフのポジティブ思考を育てていく /大木啓子

 自身の成長や変化に気づかせ希望や期待につなげる /嶋田久美子

 スタッフの強みを強化しステップアップを願う /山形文子

 面接には思いやりと厳しさを /谷島玲子

 スタッフの「思い」を共有し次年度につなげる /北原佳代子

 相手の価値観を受け止め傾聴力をフルに使う /根本友重

 スタッフの成長を支援するために「強み」を伸ばすかかわりをもつ /佐久間亜希子

 スタッフの存在・行動・結果を承認し、やる気を引き出す /尼田昭子

 私が期末面接で大切にしていること[手術室・救急センター編]

 「上司と部下」ではなく「人間と人間」というスタンスで臨む /小川俊彦

 感謝を伝え承認しながら組織への貢献と個人の成長を確認する /石田律子

 細かなフィードバックを行いプロセスと成果を認める /鈴木千恵子

 一人ひとりと向き合い継続性を大切にする /岡林紀恵


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピテンシーをより深く学ぶ ❶ /編集部
2017年の連載について
立ち読み

地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ❶ /角田直枝
人材育成から始める地域包括ケアシステムの実現
立ち読み

私が今、新人看護師長に戻れたなら ❶ /鈴木恵子
欠くことのできない人材となるために新人看護師長に必要な視点
立ち読み


教育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

基礎から学ぶルーブリック評価 ❶ /森田敏子
看護教育とルーブリック評価
立ち読み

投稿 /渡辺尚子
専任教員キャリアラダーによるキャリアアップへの動機づけ


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Topics /渡辺美佐緒
聖路加国際大が3年次編入学者受け入れへ
2交代病棟は引き続き増加
ほか

行政の動き /水巻中正
社会保障制度の見直し原案を作成
医療費の伸びを1000億円規模抑制
ほか

私のロールモデル ❶ /田渕典子
複数のロールモデルから得られた学び
立ち読み

こころをみつめる Book Guide ●Vol.109 /皆藤 章
玄侑宗久著『仙 無法の禅』
●その他
2017年2月号――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
特集:
本当の指導につながる実習指導者育成の改革


 実習指導者の養成のために行われている実習指導者講習会ですが、そのプログラムの1つとして実習指導案作成演習が組まれています。この演習においては、たとえば、三観(指導者観・学習者観・教材観)を基に指導案の作成をするよう指導していることが多いのではないでしょうか。しかし、本来はそういった観点にとらわれずに自由に指導案を作成してもよいのではないかという考えが出てきており、その考えのもとで、新たな取り組みを始めている施設が徐々に増えつつあります。
 そこでこの特集では、より実践的な実習指導者講習会とするために、いち早く取り組んでいる施設において、講習会をより良いものにしていこうと思った経緯やどのような取り組みをしているのかについてご紹介いただき、さらに講師として実際に指導に携わっている目黒悟先生、永井睦子先生にもこのような取り組みの意義や実際の教育の内容について述べていただくことで、読者の参考になるものとします。
 また、大学や病院、専門学校において、授業デザインや授業リフレクションを取り入れた実習指導者研修会の取り組みを紹介していただくことで、実習指導者の養成のみならず、実習指導者の育成・指導力向上に向けての示唆を読者に提供したいと考えます。