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雑誌

看護展望2016年1月号

『月刊雑誌』2016年1月号
Vol.41 No1 通巻504号

看護展望2016年1月号

「ベッドサイドケアに専念する 時間を確保する」 業務改善
B5判/88頁/定価1,512円(本体1,400円+税8%)
402010


●説明
特 集
「ベッドサイドケアに専念する時間を確保する」業務改善

 急性期病院において診療報酬改定のたびに求められる平均在院日数の短縮化や、高度化する急性期医療への対応は、看護師の日常をこれまで以上に多忙なものにしました。そして、忙しさはベッドサイドケアへの専念を妨げることになり、結果として看護師は「看護をしている」という実感を得ることができず、患者は治療・ケアに十分に満足することなく退院していくという悪しき状況が生まれがちになっています。
 看護師がベッドサイドケアに専念する時間をつくるためには、現在の業務全体を見直してムダを排し、少しでもゆとりを生み出す必要があります。そこで今回の特集では、業務改善を考える際の様々なポイントや、特筆すべき業務改善の事例などから、スタッフの業務量を見直しながら大きなアウトカムを生み出すしくみづくりについて考えていきます。

●目次
(下線のある記事名をクリックすると、1ページ目を試し読みできます。)

Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

地域には病棟看護師の力がもっと必要
日本訪問看護財団立 あすか山訪問看護ステーション 統括所長/在宅看護専門看護師
平原優美氏に聞く



特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ベッドサイドケアに専念する時間を確保する」業務改善

業務改善の好機を見逃さず、改革を実現するために必要なこと
  /吉村浩美

ナースコール応答時間の短縮 香川県立中央病院
  看護業務の可視化がもたらした業務改善
  タイムスタディ調査とナースコール履歴の分析データをもとに
  /野上典子・尾藤まゆみ・藤井加芳子

他職種と取り組む看護業務改善 日立総合病院
  病院全体の改善にも寄与する看護業務改善分科会の実際
  /芳賀百合子

患者とスタッフを救った病棟改革 JCHO中京病院
  危機的状況にあったA病棟を救った数々の業務改善
  /大矢早苗

超過勤務削減 愛媛医療センター
  残業ありきのスタッフ間の意識を変革した業務改善
  /山アかおり・松本千都世

業務改善を成功させるための秘訣
  コンセプト設計が業務改善の前提
  /石田秀朗

この人に聞く―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

2025 年とその先に向けて時代の変化に対応することが看護に求められている
厚生労働省医政局看護課長
岩澤和子氏に聞く


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピテンシーを深く理解し看護管理に活かすための
東大病院・医科研病院式グループワーク実践講座@

   学習会を理解する
   /小林康司・武村雪絵

PNSの実践からみる運用を成功させるためのコツ@
   PNS発祥の病院における成功へと導くための取り組み
   /上山香代子

働きやすさを実現する労務トラブル対応マニュアル@
   看護管理者が知っておきたい労務管理
   /加藤明子

臨床と教育の連携――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

考える看護師の育成を目指した臨床と教育のつながりの形を探る@
   大学と病院の一体化を目指した20年にわたるユニフィケーションの実際
   /吉良淳子・富田美加

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行政の動き
  社会保障費の抑制を加速 診療報酬マイナス改定へ 薬価・医薬分業改革を実施
  /水巻中正

Topics
  看護師の2交代制勤務、引き続き増加傾向/医療事故調査制度1か月の状況
  /日看協が夜勤72時間要件堅持を要望

  /渡辺美佐緒

報告
  全米統一高度実践公認看護師統一規定モデルの実際
  /松崎加代子

こころをみつめる Book Guide ●Vol.97
  皆藤章編・監訳 アーサー・クラインマン,江口重幸,皆藤章
  『ケアをすることの意味;病む人とともに在ることの心理学と医療人類学』

  /皆藤 章
●その他
2016年2月号――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
特集:
自ら考え行動できる学生を育む授業を探る
TBLの成果と課題


 TBL(team-based learning:チーム基盤型学習法)とは、米国の経営学者Michaelsenによって確立され、少人数でのグループ学習の効果を、多人数のクラスに応用した学習方法です。PBL(problembased learning:問題基盤型学習)教育では、たとえば学生6名に対し1名のテュータ(教員)を確保する必要がありますが、PBLの一形態ともいえるTBLは大教室で100名を超える学生に対し、教員1人でも行うことができます。
 教員の講義を受動的に受ける従来のスタイルとは異なり、学生の能動的な学びを促すPBLは、医療の現場で様々な問題を主体的に解決していくために必要な教育であると思われます。そしてTBLは、大人数でも行うことのできるPBLであり、より導入しやすいものといえます。
 そこで今回の特集では、このTBLに着目し、学生の問題解決能力を高めるための授業方法やその効果についてご紹介いただくことで、TBL導入のための参考に供するものとします。

TBLの理解と看護学教育への活用
尾原喜美子(近森病院附属看護学校)

10年以上のPBL教育からみえてきたTBLの効果
鈴木玲子・常盤文枝(埼玉県立大学)

TBLで学生の主体性を育むための実践例
富田美加(茨城県立医療大学)・他
齋藤美紀子(青森中央学院大学)・齊藤史恵(弘前学院大学)
池西靜江(Office Kyo-Shien)
竹内(宮原)晴子(公立西知多看護専門学校)