雑誌
『月刊雑誌』2015年9月号
Vol.61 No10 通巻894号
看護技術2015年9月号
高齢患者の ポジショニング
編集協力/田中マキ子 (山口県立大学看護栄養学部 教授)
B5判/96頁/定価1,320円(本体1,200円+税10%)
401090
- ●説明
特 集
高齢患者の
ポジショニング
編集協力/田中マキ子(山口県立大学看護栄養学部 教授)
ポジショニングは,患者の安楽や身体状態の改善を図るために有用な,看護師にとって必須の技術である.日常ケアにおける様々な場面で適切なポジショニングを行うことで,拘縮や褥瘡,誤嚥などの合併症を予防できるだけでなく,患者が自ら動くことにもつながり,機能の維持・向上にも役立つ.特に高齢者においては,拘縮や褥瘡の発生リスクが高く,嚥下機能の低下がみられることも多いため,ポジショニングが非常に重要となる.
本特集では,看護師が高齢患者に対して適切にポジショニングを行えるようになることを目標とし,高齢患者のポジショニングを行うために必要な知識と技術について解説する.
Part1 高齢者のポジショニングの考え方/田中マキ子
Part2 高齢者の身体的特徴/田中マキ子
Part3 臥位のポジショニング/田中マキ子,蛻芻K恵
Part4 座位のポジショニング/田中マキ子,蛻芻K恵
Part5 食事の際のポジショニング/吉岡慶美
Part6 慢性疾患をもつ患者のポジショニング
@ 呼吸器疾患/江村真弓
A 心疾患/岩田真紀
B 脳卒中/山中なみ子
Part7 在宅でのポジショニング/原田典子
連 載
◆T h e A r t i s t
堀之内貴代子(七沢リハビリテーション病院脳血管センター 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師)
◆スキントラブルの発生予測とケアに生かす スキンケアスキルアップ講座
がん患者のスキンケアA 放射線皮膚炎のケア/森岡直子
◆達人の技を身につける 事例にみるフットケアの実際
静脈うっ滞性潰瘍のケア/間宮直子
◆いつものケアの“ ついで”にできる! 看護師のためのベッドサイドリハ
更衣介助時にできる 下肢のROMとストレッチ/齋竹一子
◆事例で学ぶ! 認知症患者のアセスメントとケア(最終回)
自発性が低下している患者/稲野聖子
◆原因予測と適切な初期対応に活かす 院内トリアージ
発熱がある20代女性/坂本正樹
◆ケアとして知っておきたい 経済的問題と役立つ制度
精神科の分野で利用できる制度/竹原 歩
◆円滑な看護連携のために 訪問看護師は病棟看護師から何を知りたいか,知っていてほしいか
自力での体動が困難な事例の退院支援
―片麻痺となって車椅子が必要な患者を例として―/永井恵子
◆Q&A
エコー編/外山昌弘
X線編/佐藤浩昭
心電図編/根本真理子,遠藤美代子
- ●その他
- 10月号は2015年9月20日発売!
特集
脳低温療法を受ける患者の看護
編集協力/三浦まき(昭和大学病院 救急看護認定看護師)
脳低温療法は優れた脳保護効果を有し,心拍再開後の予後改善につながるとされている.しかし,低体温による心拍出量の減少や免疫能の低下,皮膚障害などが発生することも多く,リスクの高い治療法でもある.この脳低温療法において看護師は,体温管理や合併症予防のケア,呼吸・循環動態の観察など,多くの役割を担う.
本特集では,脳低温療法の概要と実施中の患者管理のポイントについて解説することで,看護師が脳低温療法を理解し,脳低温療法を受ける患者を適切にケアできるようになることをねらいとする.
1.脳低温療法の目的と看護師の役割
2.脳低温療法の基礎知識
@脳低温療法の概要
A脳低温療法の進め方と観察ポイント
B脳低温療法に用いる機器
3.脳低温療法中の患者管理と看護ケア
@体温管理
A呼吸・循環管理
B鎮静管理
C合併症のケア
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2015年4月臨時増刊号 好評発売中!!
特集 全身疾患による皮膚症状と看護ケア――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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