雑誌
『月刊雑誌』2011年11月号
Vol.57 No13 通巻841号
看護技術2011年11月号
臨床病型別 急性心不全の管理
佐藤麻美
Q&Aで理解する 血糖コントロール
楢原直美
B5/88頁/定価1,210円(本体1,100円+税10%)
401110
- ●説明
- 臨床病型別 急性心不全の管理
急性心不全の治療は,早期診断・早期治療が原則です.その診断・治療において,看護師のアセスメントや管理は重要であり,患者の予後を左右するといっても過言ではありません.
しかし,左心不全と右心不全の違いは? 代償機構がはたらいている状態とそれが破綻し不全状態に至る経緯,左心不全と右心不全を同時に来したら(両心不全)どうなるか,どうするかなど,心不全の病態生理を確実に理解することも重要です.
そこで本特集では,心不全の病態についてケアに重要な部分を中心とした解説に加え,急性心不全の臨床病型に着目し,看護師のすべきこと,できることを経験豊富な看護師の実践からポイントを絞って解説します.経験豊富な看護師の実践を,エビデンスを理解して正しい知識として再確認できるものにして,まだエビデンスとして確立されていない最新の知見を交えながら紹介します.
- ●目次
特集
臨床病型別 急性心不全の管理
編集協力/佐藤麻美(財団法人心臓血管研究所付属病院ICU・看護師)
1.基本をしっかり理解しよう! 急性心不全の病態/山嵜継敬
2.急性心不全の重症度分類/佐藤麻美
3.臨床病型に基づく患者管理/小林純子・佐藤麻美
第2特集
Q&Aで理解する 血糖コントロール
1.代謝からみた血糖値,病態と治療/植木彬夫
2.疑問解消! 7つの質問/山内崇裕・村内千代・楢原直美・上野和美
Q1.急性合併症(糖尿病ケトアシドーシス,高血糖高浸透圧昏睡)時の血糖コントロールの注意点は?
Q2.急性合併症(低血糖)時の対処法と注意点は?
Q3.高血糖がなかなか改善できない患者にはどのような支援が必要?
Q4.慢性合併症のある患者が血糖コントロールをするときの注意点は?
Q5.高齢糖尿病患者の血糖コントロールにはどのような支援が必要?
Q6.術前・術後に血糖コントロールが重要なのはなぜ?
Q7.妊娠中の血糖コントロールが重要なのはなぜ?
連 載
◆口腔ケア ベストプラクティス
小児患者/金田一純子
◆アセスメントに活かすモニター心電図
モニター心電図から何がわかるの? 【CCU編】/櫻井文乃
◆読めばわかる! 酸塩基平衡
乳酸アシドーシスとケトアシドーシス/大塚将秀
◆感染管理のいろは
透析室における感染対策/眞柄雄樹
◆歴史から紐解く看護技術
止血法――兵士の赤い襷は止血中の印/鈴木紀子
◆がん看護コンシェルジュ
患者さんのことを主治医に相談しても話になりません/小川朝生
◆ココロスイッチ
感情をコントロールする/村本好孝
◆栄養トレーニング“栄トレ”
糖尿病の栄養管理/五十嵐久実・他
- ●その他
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特集 東日本大震災の経験を共有する――被災地で,できたこと・できなかったこと
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