雑誌
『月刊雑誌』2010年11月号
Vol.35 No12 通巻436号
看護展望2010年11月号
臨床看護研究の活性化 成果を導く体制づくりと現場のかかわり
日常業務でセンスを磨く 問題解決トレーニング
B5/88頁/定価1,540円(本体1,400円+税10%)
402110
- ●説明
特集
◇臨床看護研究の活性化
成果を導く体制づくりと現場のかかわり
臨床現場で働く看護師の経験や、そのなかで見つかった課題は、優れた看護研究の源です。
さらに、その研究の成果を実践の場にフィードバックすることで、組織全体の看護の
質の向上につながります。その意味で病院にとって看護研究を推進することは有益であり、
そのために看護管理者は何をすべきでしょうか。病院や看護部全体としての支援体制づくりから、
各病棟で行う支援や指導まで、その果たすべき役割について考えます。
マネジメントスキルアップ特集
◇日常業務でセンスを磨く問題解決トレーニング
注意深い看護管理者やリーダーは、全体的な視野に立って、「おや?」「変だわ」
「いつもと違う」といった、日常のなかで起こっている微妙な変化に気がつきます。
この気づきが問題発見へ、さらに患者や家族の反応から看護ケアの改善へ、
また、看護師たちの言動から業務改善や職場風土の改善へとつながるのです。
日常の看護業務のなかで問題を早期に発見し解決できるように、管理者やリーダーとして
身につけておきたい問題解決力を、基礎からトレーニングしましょう。
- ●目次
特集
臨床看護研究の活性化
成果を導く体制づくりと現場のかかわり
看護研究を“育てる”ための管理者の視点
/酒井郁子(千葉大学大学院看護学研究科 ケア施設看護システム管理学)
看護研究を推進するための支援体制とマネジメント法
/鈴木正子、加藤明美(医療法人豊田会刈谷豊田総合病院)
スタッフのやる気を引き出し維持させる看護研究支援
効果をあげた3つの部署の取り組み
/森 祐子(川崎医科大学附属病院)
スタッフの成長につながる!
師長が行う看護研究の指導と支援
/榊原麻子(医療法人豊田会刈谷豊田総合病院)
マネジメントスキルアップ特集――――――――――――――――
日常業務でセンスを磨く問題解決トレーニング
執筆/得丸尊子・朝久野洋子(有限会社ナーシングサポートセンターすばる)
○問題解決力とは何か
○問題解決の鍵「情報収集」
○問題解決力アップを導く意識改革
○問題解決力向上トレーニング
○問題発見は「現状」と「理想」を知ることから始まる
Challenge Test
解答・解説
SERIES―――――――――――――――――――――――――――
■師長・主任必読!
中堅看護師をやる気にさせる人材マネジメント
Vol.4 やる気を引き出す要因は、看護ケアの内容そのものにある
/金井Pak雅子
■一人からでもすぐできる!!
業務改善 成功への道
成果を導く達人のマネジメント
Vol.3 ときにはスタッフのすべてを信じてゆだねる「ゆるマネジメント」
/奥山美奈
■強い主任・師長をつくる リーダーシップ力養成講座
行動目標の実践からフォロー研修へ Plan、Do、Checkの流れ
/吉田道雄
■山内豊明先生が教える
指導者のためのフィジカルアセスメント教室
必須知識・技術と指導のポイント
Vol.3 フィジカルアセスメント教育論A フィジカルアセスメントを教えるための考え方
/山内豊明
■学生と共に学ぶ・学生と共に創る
授業デザイン 教えることの基本となるもの
授業デザインは終わらない 〜here and now〜
/目黒 悟
■広がる院内患者会の輪
院内患者会「ちゃとらClub」
/池田明香、粟村勝行
CONTRIBUTION――――――――――――――――――――
■投稿
看護系大学卒業生の職場定着および専門性獲得に関する意識調査
/山形大学医学部看護学科厚生委員会(代表 叶谷由佳)
BOOK―――――――――――――――――――――――――――――
■こころをみつめる
ロイス・ローリー
『ドリーム・ギバー
―― 夢紡ぐ精霊たち』
/皆藤 章
NEWS―――――――――――――――――――――――――
■Scope 今月の動き
厚労省
「メンタルヘルス対策検討委」
提言
ストレス検査導入へ
看護系大学の
カリキュラム案示す
20項目の看護実践能力
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次号予告 12月号(第35巻第13号) 2010年11月25日発売
特集
看護師の主体性を高める
看護師は専門職として、看護ケアに関する権限と責任をもっています。
しかし実際には看護ケアの判断を医師に委ねてしまう場合も多く、
主体性の向上が看護師にとって一つの課題となっています。
本特集では、看護師の職務に対する意識や主体性に影響する要因を考察する
とともに、看護師が主体性をもって働けるようにするための、組織としての
さまざまな取り組みや工夫を紹介します。
看護師に求められる主体性とは
/加納佳代子(神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部看護学科)
看護師の主体性を導く教育プログラムの改善と実践
「個」の教育サポートシステム「三浦塾」の取り組み
/嘉山静子(三浦市立病院)
主体性を支える「看護の視点」と「自信」の育成
/長谷川美穂、星野惠美子(社会保険船橋中央病院)
主体性を高め合うチームアプローチ
回復期リハビリテーション病棟における看護の質と課題
/小林由紀子、嶋 亜希(初台リハビリテーション病院)
マネジメントスキルアップ特集
看護部のシンボルづくりで組織を活性化
/石田秀朗(テキックス株式会社代表取締役 人事コンサルタント)
看護部の特徴、魅力を凝縮したシンボルを持つことは、看護部組織の誇りです。
シンボルづくりのプロセスは、自分たちの看護の問い直しや、組織の魅力に
気づくチャンスとなり、組織を活性化へと導きます。そしてさらに、完成した
シンボルは看護師採用に欠かせないアイテムとなります。
すなわち、看護部のシンボルづくりは組織の活性化と採用活動の両方に役立つ
取り組みであり、本稿ではそのノウハウをお伝えします。
※12月号の掲載内容は一部変更になる場合がございます。何とぞご了承ください。
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特集 実例に学ぶ フィジカルアセスメント教育
――カリキュラム構築から授業展開まで
PARTT◇フィジカルアセスメント教育に何が求められるのか
PARTU◇実例 12校の教育プログラム
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