書籍
新体系 看護学全書
基礎分野
物理学
編著/平田 雅子 前神戸市看護大学短期学部教授
B5判/264頁/定価2,592円(本体2,400円+税8%)
ISBN:978-4-8392-3121-7
第1版/2007年 11月
- ●説明
● 看護教育の場で約30年もの間、物理学を教えてきた著者による、看護を学ぶ学生への思いが詰まったテキストでず。難しいイメージのつきまとう「物理学」も、例えば“石の落下速度を点滴の落ちる速度”に“回転運動なら体位変換”に“エネルギー保存則は赤ちゃんを抱き上げる際の力”に置き換えて向き合ってみたらどうでしょう、きっと楽しく学べる1冊としてお使いいただけます。 ● 今後の看護技術を学んでいく中の一つのピースとして相応しい一冊になっています。
- ●目次
- 第1章 質点の力学―体位変換の原理を学ぶ
1 速度と加速度
2 ニュートンの運動法則
3 力学的エネルギーの保存則
第2章 剛体の力学―倒れない条件,倒れにくい条件
1 トルクとは
2 剛体の釣り合い
3 重心とその具体的解釈
4 重心と安定性
5 看護の場芯どにみうれるトルクとその考え方
第3章 流体―水中リハビリテーションで感じる体重は?
1 アルキメデスの原理
2 べルヌーイの定理
第4章 圧力―圧力と看護の深い関係
1 気 圧
2 血 圧
3 酸素ボンベ
4 低圧持続吸引装置
5 サイフォン
6 オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)
7 体圧と使用する単位
第5章 看護に必要な電気学―電気の基本を学んでおこう
1 電気に関する基本的知識
2 感電に関する基本的知識
第6章 熱現象―看護に役立つ水の特異性
1 熱膨張
2 比熱と潜熱
3 熱と仕事
4 熱の移動と保温
第7章 音に関する現象―音と医療の意外な関係
1 音波の基本的知識
2 音の強さと大きさ
3 ドッブラー効果
4 医療に必要な超音波
第8章 光に関する現象―様々な医療現場で役立つ光
1 光の性質
2 全反射とファイパースコープ
3 レンズと眼鏡
4 光学器械
5 紫外線
6 赤外線
第9章 放射線の防護と応用―毒にも薬にもなる放射線
1 X線
2 RIとトレーサー(追跡子)
3 放射線防護
4 放射性元素の崩壊と半減期
5 放射線の単位
付録練習問題