書籍
事例で学ぶ看護学
事例で学ぶ在宅看護論 第1版
編集:村松静子
B5判/152頁/定価1,980円(本体1,800円+税10%)
ISBN:978-4-8392-1225-4
第1版/2003年 11月
- ●説明
- 本書は「在宅看護論」の実習の補強をすることを一つの目的として作られています。在宅看護の現場は、療養者の生活と人生そのものが多様であるのと同様に多様です。在宅には療養者の生きてきた時間と空間があり、地域や家庭内での人間関係があります。そのなかに看護師は一人で入っていき、療養者や家族と関係をつくり、看護を提供します。在宅看護の現場が多様であるのと同様に、療養者や家族と看護師との関係も多様なものとならざるを得ません。そのような中で提供される看護だからこそおもしろさがあり難しさがあります。本書は、このような在宅看護の実際を繰り広げて見せることで、限られがちな在宅看護論実習の経験を補い、読者の視野が広がることを願って作られています。
また、本書は「在宅看護論」の講義で学ぶべき在宅看護の基本的要素を、11のテーマとして抽出し構成していることで、理論的な学びと実践的な学びを重ね合わせて習得できるようにしています。それぞれのテーマのもとに選択された事例を多角的にみつめ、追体験することで、在宅看護の基本的要素を興味深く学んでいくことができます。
《編集》
村松 静子(在宅看護研究センターLLT代表)
- ●目次
- theme1在宅療養の選択への支援
theme2在宅療養を支えるチームアプローチ
theme3在宅死を望む療養者・家族の支援
theme4療養者・介護者との人間関係
theme5家族の人間関係から生じる看護問題
theme6対象が抱える看護上の問題とその解決
theme7在宅看護で用いられる看護技術
theme8相談と教育による在宅療養支援
theme9在宅療養の環境と安全管理
theme10介護保険下での在宅看護
theme11保険によらない在宅看護