雑誌
『月刊雑誌』2021年8月号
Vol.67 No9 通巻977号
看護技術2021年8月号
「診る」と「看る」をつなげる!
画像判読 One Step Up
編集協力/小波本直也
Q&Aで学ぶ!
いま,ウイルスを考える
編集協力/崎智彦
B5判/104頁/定価1,430円(本体1,300円+税10%)
401080
- ●説明
第1特集
◆「診る」と「看る」をつなげる!
画像判読 One Step Up
編集協力/小波本直也(聖マリアンナ医科大学病院 看護部 診療看護師)
日常の看護の場面で,看護師がX線やCT画像を目にする機会は多い.専門・認定看護師やナース・プラクティショナーといった資格の取得を目指す看護師は,ただ漫然と画像を「みる」のではなく,医師が「診る」視点を意識しながら患者の病態生理を考える必要がある.そのうえで,フィジカルアセスメントと画像とを結びつけて解釈し,その後の看護ケアにつなげる「看る」技術が求められる.
本特集では,画像判読能力をOne Step Up するコツとポイントを提供する.
第2特集
◆Q&Aで学ぶ!
いま,ウイルスを考える
編集協力/崎智彦(神奈川県衛生研究所 所長)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はいまだ収束の兆しが見えず,感染者も日々増加し続けている.だが,そもそも「ウイルス」とはなにか,感染していても発症しない人がいるのはなぜか,といった質問を患者から受けた際に,正確に回答することができない看護師も多いと考えられる.
本特集ではウイルスの定義や変異株に関する知識など,患者から聞かれることが多い質問とそれに対する回答をQ&A形式で解説する.
- ●目次
第1特集
◆「診る」と「看る」をつなげる!
画像判読 One Step Up
編集協力/小波本直也
●特集にあたって
:画像判読を看護ケアに活かす
小波本直也
●Part1 看護師が画像を「みる」意味
伊田穂乃香
●Part2 患者の病態を踏まえた撮影方法
➊基本的な画像の撮影方法(X線・CT)
長部和子
➋カテーテルや管の位置を判読するポイント
斉藤岳史,小波本直也
➌造影剤検査のポイント
本郷葉子
●Part3 看護ケアに活かす画像判読のポイント
➊気道・呼吸器系の画像判読のポイント
阿部浩幸
➋心不全と心タンポナーデの画像判読のポイント
原島祐貴
➌病棟でよくある転倒症例で「診る」「看る」画像と看護のポイント
清野奈々恵
➍見逃してはいけない特徴的な画像
齋藤洋平
➎術後にこれだけは押さえておきたい画像読影のポイント
林田牧人
第2特集
◆Q&Aで学ぶ!
いま,ウイルスを考える
編集協力/崎智彦
●Q.1 ウイルスは細菌と何が違いますか?
崎智彦
●Q.2 エンベロープのあるウイルスとないウイルスは何が違いますか?
中野隆史
●Q.3 PCR検査でウイルス遺伝子が検出されても感染していないことはありますか?
林 昌宏
●Q.4 ウイルスが体内で多数増殖しても症状が出ないことはありますか?
モイ メンリン
●Q.5 新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの変異はどちらが速いですか?
長谷川秀樹
連 載
◆選べる! 使える! ストーマ装具〔解説動画つき!〕
●腹壁別の装具選択のポイントとケア
二宮友子
◆皮膚疾患・皮膚障害の見方とケア方法
●IADに対するアセスメントとケア
木美那
◆多死社会におけるスピリチュアルケア
●薬と医食同源
玉置妙憂
◆循環器疾患患者の療養支援
●循環器疾患をもつ療養者のターミナルケア
大西奈保子
◆マイナーエマージェンシーを見逃さないためのポイント
●喉が痛い(急性扁桃周囲膿瘍)
渕本雅昭
◆生死を巡る心理童話
●喰い意地亢進症-G
:危機一髪
中川 晶
◆研究レポート
●観血的血圧測定法と非観血的血圧測定法
原 璃子・他
- ●その他
- 【次号予告】
2021年9月号は2021年8月20日発売!
第1特集
◆看護実践に活かす!
臨床推論
編集協力/国島正義(独立行政法人国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター 救急科 診療看護師)
看護師は常日頃から臨床推論を無意識に実施しているが,看護実践に適切に活かすためには,技術や知識だけでなく根拠づけを行うための思考プロセスが重要となる.臨床推論を根拠をもとに実践することで,直感的にとらえていた患者の状態を看護師間で共有し,自信をもって医師に報告することが可能になる.
本特集では,看護師が行う臨床推論の根拠づけの重要性と的確な情報収集の方法を提示しつつ,導き出したアセスメント結果を効果的に共有するためのポイントを解説する.
第2特集
◆急性期でこそ活かす!
ARCSモデル
編集協力/池田七衣(甲南女子大学 看護リハビリテーション学部看護学科 准教授)
内橋 恵(順心リハビリテーション病院/甲南女子大学看護学研究科 老年看護学 研究生/Nurture 代表)
急性期領域では患者と接する時間が限られるため,持続的な患者教育が難しい現状がある.こうした実状を踏まえ,4つの側面から短期間で効率的に患者の病気への学習意欲を向上させる有効なツールとして,「ARCSモデル」が注目を集めている.
本特集では,臨床現場での「ARCSモデル」の有効な活用方法について,主に急性期領域を中心に解説する.
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特集 発症から看取りまでを支える
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特集 超高齢社会の重要トピック
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