雑誌
『月刊雑誌』2020年9月号
Vol.66 No10 通巻964号
看護技術2020年9月号
「食べたい」を支える!
QOL向上を目指す摂食嚥下ケア
編集協力/竹市美加
新型コロナウイルスに負けない!
食事介助における感染予防と環境調整
執筆/竹市美加
B5判/104頁/定価1,430円(本体1,300円+税10%)
401090
- ●説明
第1特集
◆「食べたい」を支える!
QOL向上を目指す摂食嚥下ケア
編集協力/竹市美加(訪問看護ステーションたべる 管理者,NPO法人口から食べる幸せを守る会Ⓡ 副理事長,
摂食・嚥下障害看護認定看護師)
「口から食べる」ための支援は,患者やその家族のQOLを維持・向上させるために非常に重要である.しかし一方で,患者がなぜ食べないのか/食べようとしないのかを考慮しないままに食事介助が行われた結果,誤嚥やそれによる肺炎のリスクを高めている現状もある.
本特集では,患者の「食べたい」という希望を叶えるための支援について,QOL向上を見すえた摂食嚥下に関する評価,ケアを適切に行うためのポイントを解説する.
第2特集
◆新型コロナウイルスに負けない!
食事介助における感染予防と環境調整
執筆/竹市美加(訪問看護ステーションたべる 管理者, NPO法人口から食べる幸せを守る会Ⓡ 副理事長,
摂食・ 嚥下障害看護認定看護師)
緊急事態宣言は解除されたものの,病院・施設における食事介助時の新型コロナウイルス感染症予防をめぐり,現場では混乱が続いている.感染予防に配慮した食事環境の調整,介助方法などは基本的な食事介助に通じるものだが,新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考えると,さらなる安全を確保したうえで対応しなければ,クラスター発生などのリスクは常に存在することになる.
そこで本特集では,食事介助現場における感染予防と環境調整のポイントを解説する.
- ●目次
第1特集
◆「食べたい」を支える!
QOL向上を目指す摂食嚥下ケア
編集協力/竹市美加
●Part1 「口から食べる」ことの意義
竹市美加
●Part2 患者の「食べたい」をアセスメントする
竹市美加
●Part3 原因別 患者の食支援
➊嚥下
金 志純
➋口腔状態
金 志純
➌食物形態
竹市美加
➍食事介助方法
竹市美加
●Part4 困難事例に向き合うための包括的ケア
➊急性期における事例:認知機能低下
田平佳苗
➋施設における事例
:生活期の要介護高齢者の「食べたい!」を支える終末期の食支援
榎本淳子
➌療養病棟
:食支援が退院支援の一助となった事例
安部 幸
➍経鼻経管栄養離脱に向けステップアップ食を活用した早期経口摂取への取り組み
井野美穂子
➎在宅における包括的食支援
:廃用症候群により誤嚥性肺炎を繰り返す利用者の食べる希望をつなぐ
竹市美加
第2特集
◆新型コロナウイルスに負けない!
食事介助における感染予防と環境調整
執筆/竹市美加
●新型コロナウイルス感染症から考える食支援
竹市美加
連 載
◆歯科医の教える! プロフェッショナル口腔ケア
●摂食嚥下障害の評価と訓練
原 豪志
◆生死を巡る心理童話
●女の芸術家-@
中川 晶
◆薬剤エラーを防ぐポイント!
●薬剤の使用方法にまつわるヒヤリ・ハット@
:誤った投与経路
勝野晋哉,中村直人
◆よりよく生きるためのACP
●子どもから大人になる時期に本人と家族が考えるACP
石浦光世,山ア麻朱
◆病棟看護師が行う心のケア
●パーソナリティ障害・発達障害の理解と看護
栗原順子
◆病棟看護師が担うリハビリテーション栄養
●病期とセッティングにあわせたリハ栄養
:椎骨動脈解離によるクモ膜下出血患者のリハ栄養アプローチ
池本智義
◆治療選択における意思決定支援
●複数の診療科からの指示と多職種によるリハビリテーション介入時における意思決定
:“現代家族育ち”の看護師のコミュニケーションから
門馬 治
◆看護師が注意すべき患者の個人情報取り扱い
●看護部が開設しているソーシャルメディア(ブログ)からの情報漏えい
品川佳満・他
- ●その他
- 【次号予告】
2020年10月号は2020年9月20日発売!
第1特集
◆早期発見で患者を救う
看護師が担う敗血症ケア
編集協力/渕本雅昭(東邦大学医療センター大森病院 救命救急センター 看護師長,急性・重症患者看護専門看護師)
「日本版敗血症診療ガイドライン2020」の公表が予定されているように,看護師は敗血症について適切に理解したうえで,診断基準を用いた早期発見とケアを担うことが求められている.
本特集では,最新の診断基準や敗血症の知識を取り上げながら,敗血症ケアにおいて看護師が担う役割について,事例も含めて解説する.
第2特集
◆今改めて知っておきたい
急性期病棟における院内感染対策
執筆/崎浜智子(国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 教授)
急性期病棟に入院している患者は免疫力が低下しており,COVID-19をはじめとする感染症に罹患した場合重症化しやすい.そのため,看護師一人ひとりが感染対策を改めて徹底することが重要となる.
本特集では,急性期病棟における院内感染対策のなかでも日々の業務における重要な点に絞って解説する.
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特集 超高齢社会の重要トピック
フレイル対策最前線
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特集 認知症者の意思決定支援
意思形成・表明・実現のプロセスを支援する
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特集 家族ケアの“困った場面” 解決法
システムズアプローチの理解と活用
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特集 早期から始める心不全のトータルケア
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