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書籍

精神障害をもつ人の看護 第5版

新体系 看護学全書 
精神看護学A

精神障害をもつ人の看護 第5版

編集:岩ア弥生・渡邉博幸

B5判/500頁/定価4,400円(本体4,000円+税10%)
ISBN:978-4-8392-3364-8
第5版/2019年 11月


●説明
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ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申しあげます。
●目次
●A「第3章 主な精神疾患/障害」では,DSM-5に準拠した構成としています。患者像から疾患をイメージできる
 ような記述としています。
 ▶臨床では,DSM-5が活用されることも多く,学生が実習・卒後に精神看護を行ううえで,イメージがしやすいような
  講義ができます。
●A「第7章 精神障害をもつ人の看護」では,精神看護の理解を深めるため,事例を用いて精神疾患/障害への看護の
 展開を理解します。
 ▶本章では,初めに事例を学ぶことで患者のイメージを掴み疾患を理解し,看護へつなげることが可能です。A第3章で
  学んだ疾患の知識がより具体的になり,疾患の理解も深まります。
●地域へ戻った精神障害をもつ人への地域生活支援の実際をみながら概説します。
 ▶A「第8章 精神障害をもつ人の地域における生活への支援」では,A第7章で学んだ臨床における精神障害をもつ人が
  どのように地域へ戻っていくのかをイメージしながら学べます。実習では,なかなかみることのできない生活を
  イメージできるつくりにしています。


編集
岩ア 弥生 千葉大学名誉教授
渡邉 博幸 千葉大学社会精神保健教育研究センター特任教授

執筆者(執筆順)
渡邉 博幸 千葉大学社会精神保健教育研究センター特任教授
岩ア 弥生 千葉大学名誉教授
伊藤順一郎 メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ院長
石川 雅智 千葉大学大学院医学研究院精神医学教室講師
安藤 咲穂 千葉県こども病院精神科部長
清水 栄司 千葉大学子どものこころの発達教育研究センターセンター長
中川 彰子 千葉大学子どものこころの発達教育研究センター教授
武田 直己 医療法人社団翠松会たけだメンタルクリニック院長
中里 道子 国際医療福祉大学医学部精神医学主任教授
小松 尚也 医療法人同和会千葉病院院長
原 広一郎 医療法人静和会浅井病院精神科部長
遠藤 淑美 大阪大学大学院医学系研究科看護学専攻教授
村瀬 智子 日本赤十字豊田看護大学教授
天野 敏江 国際医療福祉大学成田看護学部講師
鈴木 啓子 名桜大学人間健康学部看護学科教授
松岡 純子 甲南女子大学看護リハビリテーション学部教授
石川かおり 岐阜県立看護大学教授
野崎 章子 千葉大学大学院看護学研究科講師
千葉 理恵 神戸大学大学院保健学研究科看護学領域教授
宮本 眞巳 亀田医療大学看護学部教授



第1章 精神医療・看護の対象者:精神の病気・障害をもつということ
 T 「 精神(心)を病む」とはどういうことか
 U 精神障害と差別
  A スティグマ
  B 障害者差別の解消に向けて
 V 精神障害をもつ人はどのようなことを経験し感じているか
 W 精神障害と共に生きる

第2章 精神障害をもつ人の抱える症状と診断のための検査
 T 精神(心)の働きと精神症状・状態像:精神障害をもつ人の抱える症状
 U 精神科的診察
  A 診察
  B 一般検査・画像検査
  C 心理検査

第3章 主な精神疾患/障害
 T 精神疾患/障害の診断基準・分類
 U 主な精神疾患/障害
  A 神経発達症群/神経発達障害群
  B 統合失調症スペクトラム障害
  C 双極性障害および関連障害群
  D 抑うつ障害群
  E 不安症群/不安障害群
  F 強迫症および関連症群/強迫性障害および関連障害群
  G 心的外傷およびストレス因関連障害群
  H 解離症群/解離性障害群
  I 身体症状症および関連症群
  J 食行動障害および摂食障害群
  K 睡眠−覚醒障害群
  L 物質関連障害および嗜癖性障害群
  M 神経認知障害群
  N パーソナリティ障害群
  O てんかん

第4章 精神疾患の主な治療法
 T 薬物療法
 U 電気けいれん療法
 V リハビリテーション療法
 W 精神療法

第5章 精神障害をもつ人と「患者−看護師」関係の構築
 T 精神障害をもつ人とのかかわり方
  A 「患者−看護師」関係の目指すこと
  B 「 患者−看護師」関係を理解するための手がかり
  C 関係構築にあたっての基本的な態度
  D 患者とのかかわりで起こり得ることと対処
 U 精神障害をもつ人とのコミュニケーション
  A コミュニケーションとは
  B 精神障害をもつ人とのコミュニケーションの特徴
  C コミュニケーション技法
 V 精神障害をもつ人との関係の振り返り
  A 振り返ることの意味
  B プロセスレコード
  C プロセスレコードの書き方と振り返りの実際

第6章 精神障害をもつ人への看護援助の展開
 T 看護援助の基本構造
  A 看護過程の展開
  B 精神看護におけるアセスメントと看護計画
 U  精神障害をもつ人のセルフケアの援助
  A セルフケアとは
  B 精神科看護実践におけるセルフケア理論の適用
 V 精神障害をもつ人のセルフマネジメント(自己管理)
  A セルフマネジメントの背景
  B セルフマネジメントのための疾病教育
  C 服薬自己管理
  D 当事者によって編み出されたセルフマネジメント

第7章 精神障害をもつ人への看護
 T 精神科病棟における事故防止・安全管理と倫理的配慮
  A 精神科看護における安全管理
  B 病棟環境の整備
  C 自殺・自殺企図・自傷行為
  D 離院
  F 隔離・身体拘束
 U 事例で学ぶ:精神疾患/障害をもつ人への看護
  A 統合失調症
  B 妄想性障害
  C 双極性障害
  D うつ病
  E アルコール依存症
  F 認知症
 V 事例で学ぶ:精神疾患/障害をもつ子どもへの看護
  A 自閉スペクトラム障害
  B 注意欠如・多動性障害
  C 強迫性障害
  D 神経性やせ症摂食制限型
 W 事例で学ぶ:身体疾患を合併している患者への看護
  A がん
  B 肺炎
  C 骨折

第8章 精神障害をもつ人の地域における生活への支援
 T 地域生活の再構築と社会参加
  A 日本における精神障害者へのケアシステムと支援に関する法制度
  B 地域生活への移行と生活支援(衣食住と医職住)
  C 社会参加への支援
  D 当事者の力量を生かす相互支援
  E 誰もが暮らしやすい地域づくり
 U 精神障害をもつ人の地域生活支援の実際
  A 地域生活支援における保健師の役割
  B 多職種連携による地域生活支援
  C 長期入院患者の地域生活への移行支援
  D 訪問看護をとおした地域生活支援
  E 就労支援
 V 精神障害をもつ人をケアする家族への支援
  A 精神障害の家族への影響
  B 家族への支援

第9章 日本の精神看護の発展
 T リエゾン精神看護
  A リエゾン精神看護とは
  B リエゾン精神看護活動
  C リエゾン精神看護のケアの実際
 U 司法精神医療と看護
  A 司法精神医療と司法精神看護
  B 触法精神障害者の処遇としての司法精神医療
  C 暴力被害者の支援としての司法精神看護
 V 災害時の精神看護
  A 災害とストレス
  B 災害時の精神保健医療活動の基本
  C 被災した精神障害者への支援