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書籍

地域完結型看護をめざした看護教育 第1版

 

地域完結型看護をめざした看護教育 第1版

—地域包括ケア時代の実習指導—

編著:牛久保美津子

B5判/240頁/定価3,300円(本体3,000円+税10%)
ISBN:978-4-8392-1640-5
第1版/2019年 06月


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●目次
近年、超高齢社会に対応するため医療機能の再編成が進められ、地域・在宅志向の医療や看護が求められています。本書は、この地域包括ケア時代を見据え、病院看護に地域での暮らしや看取りまでを看護の視点に取り入れた地域完結型看護をベースに展開する看護教育の実践報告です。この地域完結型看護を成人看護学や小児・母性など既存の病院実習のなかにいかに地域の視点を盛り込み実践していくか、その具体的な方法を提示しています。


《編著》
牛久保美津子(群馬大学大学院保健学研究科教授)

《執筆》
牛久保美津子(群馬大学大学院保健学研究科教授)
神田 清子 (高崎健康福祉大学保健医療学部)
恩幣 宏美 (群馬大学大学院保健学研究科)
内田 陽子 (群馬大学大学院保健学研究科)
常盤 洋子 (群馬大学大学院保健学研究科)
箱崎 友美 (前群馬大学大学院保健学研究科)
飯田 苗恵 (群馬県立県民健康科学大学看護学部)
上山 真美 (群馬県立県民健康科学大学看護学部)
柳 奈津子 (群馬大学大学院保健学研究科)
岡 美智代 (群馬大学大学院保健学研究科)
冨田千恵子 (群馬大学医学部附属病院看護部)
坂口知恵美 (群馬県看護協会訪問看護ステーション前橋南)
高橋さつき (群馬大学大学院保健学研究科)
近藤 浩子 (群馬大学大学院保健学研究科)
國清 恭子 (群馬大学大学院保健学研究科)
金泉志保美 (群馬大学大学院保健学研究科)
辻村 弘美 (群馬大学大学院保健学研究科)
坂入 和也 (群馬大学大学院保健学研究科)
中村 美香 (群馬大学大学院保健学研究科)
久保 仁美 (群馬大学大学院保健学研究科)
菊地 沙織 (前群馬大学大学院保健学研究科)
塚越 徳子 (群馬大学大学院保健学研究科)
京田亜由美 (群馬大学大学院保健学研究科)
井手段幸樹 (群馬大学大学院保健学研究科)
牧野 孝俊 (群馬大学大学院保健学研究科)
深澤 友子 (群馬大学大学院保健学研究科)
小松由利絵 (前群馬大学大学院保健学研究科)
小山 晶子 (群馬大学大学院保健学研究科)
松井 理恵 (群馬大学大学院保健学研究科)
石川 麻衣 (群馬大学大学院保健学研究科)
二渡 玉江 (群馬大学大学院保健学研究科)
近藤 由香 (群馬大学大学院保健学研究科)
森  淑江 (群馬大学大学院保健学研究科)

第T章 病院完結型看護から地域完結型看護教育へのシフト
1 地域完結型看護とは
2 医療システムの改革に伴って求められる医療者の意識のトランジション
3 地域包括ケア時代に必要な看護とスキル

第U章 地域完結型看護をベースにした看護教育への転換
1 1年次から養成する在宅ケアマインド教育の開発
2 1年次から養成する在宅ケアマインド教育の実際
3 地域完結型看護をベースとした看護教育の評価
4 切れ目のない看護のための看護過程の考え方
5 人々の多様な生活・地域の理解
6 実習施設の理解

第V章 地域完結型看護をベースにした臨地実習指導方法
1 地域完結型看護をベースにした実習指導案の作成
2 退院・在宅・地域を意識した教材化とカンファレンスの運営
3 情報収集のポイントとアセスメント
4 対象者に必要な医療・ケアと対象者の思いをつなぐための方法
5 病院と地域をつなぐ看護サマリーの活用
6 最近の学生の特徴を踏まえた指導方法

第W章 地域完結型看護の実習指導モデルの提示
1 実習指導モデルの抽出作業の全容
2 実習指導モデル

第X章 看護学領域別における地域完結型看護実習の指導事例
1 基礎看護学実習の指導事例
2 急性期看護実習の指導事例
3 慢性期・終末期看護実習の指導事例
4 小児看護学実習の指導事例
5 母性看護学実習の指導事例
6 精神看護学実習の指導事例
7 老人保健施設実習の指導事例
8 訪問看護同行実習の指導事例
9 地域看護学実習の指導事例
10 指導事例の総括

第Y章 地域完結型看護実習の課題と対策
1 地域完結型看護を基軸にした実習の課題
2 地域完結型看護を基軸にした実習の対策Q&A
 Q1 学生が実習中に受け持ち患者の家族に会う機会が少ないのですが,どうしたらよいでしょうか?
 Q2 独居者や家族介護力が低い患者さんには,どう対応したらよいですか?
 Q3 退院後の生活をイメージする必要性はわかるのですが,学生は現場での緊張が強く,目の前のケアで手いっぱいで
    そこまで余裕がありません。
 Q4 訪問看護実習の前に病院実習がある場合,退院後の生活をイメージして病院実習するのが難しいです。臨地実習の
    順番はどうしたらよいですか?
 Q5 学生は,退院支援カンファレンスに参加したほうがよいでしょうか?
 Q6 外来での実習を組み込んだほうがいいですか?
 Q7 退院調整室での実習を組み込んだほうがいいですか?
 Q8 地域のサービス担当者会議に,学生を参加させるほうがよいですか?
 Q9 地域包括支援センターでの実習は必要ですか?
 Q10 多様な実習場所として,具体的にはどんな場を開拓するとよいですか?