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雑誌

看護技術2019年3月号

『月刊雑誌』2019年3月号
Vol.65 No3 通巻943号

看護技術2019年3月号

クリティカルケアにおける倫理的ジレンマ
編集協力/梶原絢子(自治医科大学附属さいたま医療センタ− EICU 主任看護師, 急性・重症患者看護専門看護師)
周術期管理の最前線 岡山大学病院 周術期管理センター (PERIO)の実践から
編集協力/足羽孝子(岡山大学病院 周術期管理センター 看護師長, 集中ケア認定看護師)
B5判/104頁/定価1,404円(本体1,300円+税8%)
401030


●説明
第1特集

クリティカルケアにおける倫理的ジレンマ
  編集協力/梶原絢子(自治医科大学附属さいたま医療センタ− EICU
            主任看護師,急性・重症患者看護専門看護師)

 クリティカルケアでは,患者は自身の最期について意思決定することが困難な状態であることが多く,家族と医療者は代理意思決定の際,限られた判断材料と時間のなかで文字どおり患者の生命にかかわる選択を迫られる.このような倫理的ジレンマを生じがちな状況下では,技術だけでなく柔軟な対応力と判断力が求められる.
 本特集では,クリティカルケアにおいて倫理的ジレンマが生じ得る豊富な事例をとおして,倫理的課題に気づき,考え,対応するためのポイントを解説する.

第2特集

周術期管理の最前線
 岡山大学病院 周術期管理センター(PERIO)の実践から

  編集協力/足羽孝子(岡山大学病院 周術期管理センター 看護師長, 集中ケア認定看護師)

 近年,周術期を多職種でケアしていく周術期管理チームが複数の病院で組織され,活動が広がっている.しかし,政策による入院期間の短縮や病院の機能分化,周術期の持続的なケアの希薄化やマンパワー不足など,課題は山積している.
 本特集では,2008年に開設以降,研修や公開セミナーなどによる情報発信をはじめ,先駆的な取り組みを精力的に展開している岡山大学病院 周術期管理センター(perioperative management center;PERIO)の実践を紹介し,周術期管理チームにおいて看護師に求められる役割について解説する.
●目次
クリティカルケアにおける倫理的ジレンマ

特集にあたって
     梶原絢子

Part1 倫理的ジレンマの考え方
   @臨床における倫理的ジレンマとその解決のプロセスについて
     今長谷尚史

  A倫理的問題の解決に必要な意思決定モデル
     渡辺かづみ

  B倫理的問題を解決するためのモデル
     遠藤みどり

Part2 事例にみるクリティカルケアにおける倫理的ジレンマ
  @患者の意思が確認できない状況で決断を迫られる家族
     堀 友紀子, 八尾みどり

  A侵襲的な治療を拒否する患者と希望する家族
     佐藤かおり, 梶原絢子

  B患者のアドバンス・ケア・プランニングと異なる対応を希望する家族
     小島 朗

  C医療者に意思決定をゆだねる患者・家族
     新山和也

  D慢性心不全に肺炎を合併した認知症高齢患者への意思決定支援
     多田昌代

  E患者自身の意思が不明瞭なままDNARが指示された例
     齋藤大輔

  F早期に治療に医学的適応がないと判断しようとする医療者
     辻本真由美

  G医師と看護師の認識の違いにより患者の苦痛が緩和されない例
     梶原絢子

  H患者の意向より安全管理を優先し抑制を実施するチーム
     工藤光生, 梶原絢子


第2特集

周術期管理の最前線 岡山大学病院 周術期管理センター(PERIO)の実践から

Part1 PERIOの特徴と活動
     足羽孝子

Part2 PERIOの実践にみる周術期管理における看護師の役割
  @喫煙患者へのかかわり
     山口英利子, 田村利枝

  A病的肥満患者へのかかわり
     廣川万里子

  Bせん妄ハイリスク患者へのかかわり
     市川あい

  C手術中の体位保持困難な患者へのかかわり
     松下志のぶ, 井原 栞


連 載

スキンケア用品の正しい選び方・使い方
皮膚科医に診てもらうべき皮膚疾患
  入澤亮吉

患者の“食べたい”を支えるテクニック
食事姿勢を考える:困難場面での対応
  竹市美加

予期せぬ急変の徴候を見逃さない
Rapid Response Systemとは【知識編】
  渕本雅昭

インシデントから学ぶ 日常ケアに潜む落とし穴
内服与薬インシデントを減らすための要因を考える
  林 雅代

疾患を限定しない緩和ケア
輸血・侵襲的な処置や検査を希望しない超高齢患者のケース
  千葉恵子

看護現場での倫理的ジレンマに向き合うための考え方
造血幹細胞移植における倫理的課題と対応
  大庭貴子

看護師の語りから見いだす 看取りのエッセンス(最終回)
看護師の語りから見いだす看取りのエッセンスを看取りケアに活かす
  鈴木志津枝

●その他
【次号予告】
 2019年4月号は2019年3月20日発売!

第1特集

ABCD-Stoma®ケアを活用したストーマ周囲のスキンケア
  編集協力/紺家千津子(金沢医科大学看護学部 教授)

 スキントラブルの発生やQOLの低下に直面するオストメイトをケアするためには,ストーマ周囲の皮膚への配慮だけでなく,患者の身体的な特徴も視野に入れてケアする必要がある.
 日本創傷・オストミー・失禁管理学会がストーマスキンケアツールとして開発した「ABCD-Stoma®ケア」が完成して今年で5年になる.その間,ストーマ装具の質・量ともに豊富になってきた.本特集ではABCD-Stoma®ケアを臨床現場で実践的に活用するために,内容を改めて整理しつつ,ケアの具体的なポイントを症状別に解説する.


第2特集

ストーマ装具の適切な選び方
  執筆/小久保恵理(山梨大学医学部附属病院 皮膚・排泄ケア認定看護師)

 ストーマ装具は年々種類が増えており,形状や特性も多様になってきている.医療者はオストメイト一人ひとりのストーマや周囲の皮膚の状態も考慮したうえで,適切な装具を選択するための知識とスキルを日々更新していく必要がある.
 そこで本特集では装具の特徴や選択の基準などを比較しながら整理することで,ストーマ装具を適切に選択し,患者をケアするための知識を整理する.


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   一歩進んだケア技術と効果的な連携のポイント


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   包括的アセスメントと健康障害へのアプローチ


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