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雑誌

看護技術2018年8月号

『月刊雑誌』2018年8月号
Vol.64 No9 通巻935号

看護技術2018年8月号

緩和ケアとして展開する終末期がん患者の褥瘡ケア
編集協力/青木和惠(静岡県立大学看護学部 教授,皮膚・排泄ケア認定看護師)
看護と介護をつなぐ重要ツール排尿日誌の活用
編集協力/佐藤和佳子(山形大学医学部看護学科 教授)
B5判/96頁/定価1,296円(本体1,200円+税8%)
401080


●説明
第1特集

◆緩和ケアとして展開する
 終末期がん患者の褥瘡ケア
  編集協力/青木和惠(静岡県立大学看護学部 教授,皮膚・排泄ケア認定看護師)

 褥瘡は要因の取り除きにくい創傷の代表である.特に,がん終末期に起こる褥瘡は,その要因ががん終末期の症状に深く関連して発生しているために,予防すること,または治癒させることが困難である.したがって,終末期がん患者の褥瘡ケアは,患者に苦痛を与えないこと,苦痛を緩和することに焦点を当て,緩和ケアとして展開していくことが重要である.
 本特集では,終末期がん患者の褥瘡の特徴やケアの考え方,終末期がん患者に対してできる褥瘡予防・治癒のためのケアや治療について,がん終末期ケア,がん患者の褥瘡ケアのエキスパートが解説する.

第2特集

看護と介護をつなぐ重要ツール
 排尿日誌の活用

  編集協力/佐藤和佳子(山形大学医学部看護学科 教授)

 排尿日誌によって患者の排尿状況を把握することは,患者に応じた排尿ケアや排尿障害の治療を立案するうえで有用である.さらに,排尿日誌から得た情報は,看護師と介護士などの職種間で情報共有しやすく,その情報をもとに共にアセスメントやケア計画の検討を行うことで,効果的な連携,継続的な排尿ケアにつながっていく.このことから,看護師が排尿日誌の記録方法や,排尿日誌から何が読み取れるかを十分に理解しておくことは,効果的な排尿ケアを実施・継続していくうえで非常に重要である.
 本特集では,排尿ケアにおける看護と介護の連携の考え方や排尿日誌について押さえておきたい基本的な知識を解説したうえで,実際に排尿日誌を活用して効果的な排尿ケアを行えた事例を紹介する.
●目次
第1特集

緩和ケアとして展開する
 終末期がん患者の褥瘡ケア


Part1 緩和ケアとして展開するがん終末期の褥瘡ケア
     青木和惠

Part2 終末期がん患者における褥瘡発生の実態
     西島安芸子

Part3 要因のアセスメント
     水島史乃

Part4 要因となるがんの症状とその対応
  @がん悪液質症候群
     糸川紅子

  Aがん終末期の症状(疼痛,呼吸困難,浮腫)
     久山幸恵

Part5 基本的な褥瘡ケア
  @体圧分散
     石川典子

  Aスキンケア
     曽根原聡美

  B栄養
     知念正佳

Part6 局所ケア・治療
     安達淑子

Part7 エンゼルケア
     鈴木知美

Part8 通院患者への対応
     川村友子

第2特集

看護と介護をつなぐ重要ツール
 排尿日誌の活用

  執筆/川口寛介

連 載

意外に知られていない高齢者の事故
本当は怖い“ベッド柵”の話
  深堀浩樹

臨床現場の“気になる家族”を効果的に支援しよう!!
不適切な養育環境,サービス受け入れも拒む家族
  横田益美

アウトブレイク事例から学ぶ感染予防対策
中間まとめ:看護ケアにおける感染予防・管理をきわめる
  崎浜智子

看護師の語りから見いだす 看取りのエッセンス
死の間際で,在宅看取りをめぐって介護者間の対立が表面化した患者の看取り
  東清已

認定看護分野Q&A
認知症看護編
  梅原里実

摂食・嚥下障害看護編
  川上亜希子

緩和ケア編
  星野純子
●その他
【次号予告】
 2018年9月号は2018年8月20日発売!

第1特集

“とりあえず……” はもうやめよう!!
 誤嚥性肺炎の多面的食支援・栄養ケア

  編集協力/前田圭介(愛知医科大学病院緩和ケアセンター 講師)

 近年,肺炎発症時に積極的に治すことよりも苦痛緩和やQOL維持を重視する治療や,誤嚥そのものを起こさないのではなく,誤嚥しても肺炎にならないための口腔ケアや食支援を行うなど,高齢者のQOLを重視する新しい治療とケアの考え方が出てきている.
 そこで本特集では,誤嚥性肺炎を繰り返す患者に対する“高齢者のQOLを保つ”ケアと治療の考え方とその方法に加え,医療者を悩ませる,胃瘻か経口摂取継続か,積極的な治療か緩和的な治療か,といった誤嚥性肺炎の治療とケアに関する倫理的問題とその支援についても解説する.

第2特集

人生最後の一口を支える
 「お食い締め」の考え方と実践

  編集協力/牧野日和(愛知学院大学 身心科学部健康科学科 講師)

 終末期に食べることは,栄養摂取よりも,患者・家族の希望を叶え,患者自身の望む最期を迎えてもらうために重要なのであって,患者・家族の希望や価値観を考慮せず医療者が一方的に食べさせようとしたり,患者・家族が食べることを希望するからといって安全を度外視して食べさせたりすることは,決して最善の,効果的な支援とはいえない.
 本特集では,看護師が終末期にある患者の「最後に何か食べたい」という希望を叶える支援ができるようになることをねらいとし,人生最後の食事(お食い締め)を支援するために必要な考え方や,支援の効果とポイント,実際に支援を行った事例を紹介する.



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   包括的アセスメントと健康障害へのアプローチ


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   療養者・家族・医療者の安全をどう確保するか



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