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書籍

急性期看護:クリティカルケア

新体系 看護学全書 
経過別成人看護学

急性期看護:クリティカルケア

編集/明石 惠子 名古屋市立大学看護学部教授
   益田美津美 名古屋市立大学看護学部准教授
B5判/376頁/定価3,024円(本体2,800円+税8%)
ISBN:978-4-8392-3325-9
第1版/2017年 12月


●説明
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●クリティカルな状態にある患者の理解、看護展開において必要な理論を盛り込みました。
●非日常という臨床の場、特にICUなどの場から患者の日常生活を見据えた看護展開を学べることを意識しました。
●クリティカルな状態にある患者への看護における症状の対応では、臨床判断プロセスを用いて展開し、臨床ナースに求められる「気づき」「解釈」「反応」「省察」を解説しました。
●「急性期看護≠急性疾患看護」という観点から看護展開における疾患は、クリティカルな状態になりやすいものを選定しました。
●看護師国試の新出題基準に対応。

●執筆者●(執筆順)
益田美津美 名古屋市立大学看護学部准教授
大川 宣容 高知県立大学看護学部教授
森木ゆう子 名古屋市立大学看護学部研究員
田戸 朝美 山口大学大学院医学系研究科保健学専攻臨床看護学講座准教授,急性重症患者看護専門看護師
杉山 文乃 国立看護大学校看護学部講師
立野 淳子 小倉記念病院急性・重症患者看護専門看護師
梅田 亜矢 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院ICU病棟
清村 紀子 大分大学医学部看護学科教授
佐々木吉子 東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科教授
飯塚 裕美 亀田総合病院看護部急性・重症患者看護専門看護師
江口 秀子 大阪青山大学健康科学部看護学科准教授
嶌田 理佳 名古屋市立大学看護学部准教授
宮崎 直美 名古屋大学医学部附属病院看護部
古厩 智美 さいたま赤十字病院看護部急性・重症患者看護専門看護師
正垣 淳子 神戸大学大学院保健学研究科保健学専攻助教
木下 佳子 NTT東日本病院看護部副看護部長
丸谷 幸子 名古屋市立大学病院看護部急性・重症患者看護専門看護師
鈴木 伴枝 名古屋市立大学病院看護部看護師長・集中ケア認定看護師
石井 房世 名古屋市立大学病院看護部集中ケア認定看護師
岩田麻衣子 名古屋市立大学病院看護部集中ケア認定看護師
平原 広登 名古屋市立大学病院看護部看護師長
寺澤 涼子 名古屋市立大学病院看護部小児救急看護認定看護師
伊藤 美和 名古屋掖済会病院看護部急性・重症患者看護専門看護師
長尾 大地 名古屋第二赤十字病院看護部急性・重症患者看護専門看護師
大野 美香 名古屋医療センター看護部副看護師長,急性・重症患者看護専門看護師
中嶋 武広 岐阜ハートセンター看護部看護師長,急性・重症患者看護専門看護師
間中 美和 刈谷豊田総合病院看護部急性・重症患者看護専門看護師
小倉久美子 一宮研伸大学看護学部講師,救急看護認定看護師
辻本 雄大 奈良県立医科大学付属病院急性・重症患者看護専門看護師
山口 庸子 東京慈恵会医科大学附属病院急性・重症患者看護専門看護師
松本 恭子 関西ろうさい病院看護部脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
徳山 博美 関西医科大学附属病院医療安全管理専任看護部兼務救急看護認定看護師,急性・重症患者看護専門看護師
笠原 真弓 浜松医療センター看護部看護長,救急看護認定看護師
川村 知子 岐阜県立多治見病院急性・重症患者看護専門看護師


●編者メッセージ●
 少子高齢化が急速に進み,医療や介護の需要がますます増加するなかで,重度な要介護状態になっても,人生の最後まで住み慣れた地域で自分らしく暮らせるように医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供されるシステム(地域包括ケアシステム)の構築が大きな課題となっています。そして,地域完結型の医療を目指して,病床を高度急性期・急性期・回復期・慢性期とする病床機能の分化・連携が推進されています。
 このような時代にクリティカルケア看護を学ぶ学生には,高度急性期・急性期病床における看護を学ぶとともに,回復期・慢性期,さらに地域での生活を見越した看護のあり方も考えてほしいと思います。そのため本書では,生命の危機状態にある患者の病態把握と全身管理,苦痛の理解と安楽をもたらす看護,非日常的な治療環境のなかでの日常性への支援などを通して,つねに生活者としての患者のQOLを意識できるよう工夫しました。また,平易な言葉による解説,臨床における看護師の思考プロセスの可視化など,初学者にもわかりやすい記述となるように努めました。
 本書が理論的かつ実践的な基礎教育テキストとして,多くの読者に使用してもらえることを期待いたします。

明石 惠子
益田美津美
●目次
序 章 地域包括ケアシステム時代におけるクリティカルケア看護

【第1編】 クリティカルケア看護概論

第1章 クリティカルケア看護の基本
 T クリティカルケア看護とは
 U クリティカルケア看護の場
 V クリティカルケア看護の対象
  A クリティカルな状態をどうとらえるか
  B クリティカルな状態にある患者の体験
  C クリティカルな状態にある患者の家族の体験
 W クリティカルケア看護に携わる看護の能力
  A クリティカルケア看護師の能力
  B 病態,治療,医療機器に関する知識
  C 全人的苦痛の理解と緩和ケア
  D 日常性への支援とコンフォートケア
  E 早期回復への支援
  F エンド・オブ・ライフケア
  G 倫理的課題への支援
  H 家族支援
  I リスクマネジメント
  J 多職種連携

第2章 クリティカルケア看護の基盤となる理論と看護展開
 T ストレスコーピング理論
 U 危機理論
 V コントロール理論
 W コンフォート理論
 X 意思決定に関する理論

第3章 クリティカルケア看護における思考プロセス
 T 臨床判断プロセスの特徴
 U 看護過程を展開するうえでの特徴

第4章 クリティカルな状態にある患者の全身管理と日常性への支援
 T 全身管理
 U 日常性への支援
 V 急変時の対応

【第2編】 クリティカルケア看護の実際

第1章 臨床判断プロセスの可視化
 T 意識障害
 U 呼吸困難
 V 胸痛
 W 腹痛
 X 浮腫
 Y ショック
 Z せん妄

  A 気づき
  B 解釈
  C 反応
  D 省察
  (T〜ZはABCDを同様に展開)

第2章 クリティカルな状態にある患者・家族の看護
 T ARDS
 U 大動脈解離
 V クモ膜下出血
 W (重症)熱傷
 X 外傷
 Y DIC
 Z MODS

  A 病態
  B 事例紹介
  C 情報収集とアセスメント
  D 看護問題
  E 患者へのケア
  F 家族へのケア
  (T〜YはA〜Fを同様に展開)