看護を中心に医療・保健・介護福祉の発展を支え続ける専門出版社

雑誌

看護展望2017年4月号

『月刊雑誌』2017年4月号
Vol.42 No5 通巻522号

看護展望2017年4月号

師長が育つ9つの条件
B5判/88頁/定価1,540円(本体1,400円+税10%)
402040


●説明
特 集
師長が育つ9つの条件

 師長は日々の管理業務の中で成長していきますが、具体的にどのような経験が成長を促しているのでしょうか? もし、師長の成長を促した要因を知ることができれば、計画的で効率的な師長の育成が、どの施設でも可能になるかもしれません。そこで今回の特集では、藤田保健衛生大学の水野暢子氏の研究から示唆された『師長の主体的なキャリア発達を促した9つの要因』についての紹介と、その9つの要因に関連すると考えられる研修などの紹介から、師長の育成にはどのような支援体制の整備、充実が必要なのかを考えていきたいと思います。

●目次
Top Management――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 佐藤八重子 九段坂病院 看護部長
 3領域の病棟を備え、都心の地域包括ケアを支える

立ち読み

特  集――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

師長が育つ9つの条件

師長のキャリア発達を促す9つの要因
 師長の育成にはどのような支援体制が必要なのか /水野暢子
立ち読み

要因@ 看護中間管理者としての発達を促す体験
 師長会が主体的に取り組んだワンモアプラン /熊谷はじめ
立ち読み

要因A 上司によるメンタリング
 師長のプライドを尊重した上席者からのフォローアップ /河野秀一
立ち読み

要因B 同僚の支え
 組織に貢献できるコンピテンシーモデルを活用した看護長研修 /眞野惠子・井亜希
立ち読み

要因C 他部門との協力
 極めよう! 医師との信頼関係 /齋藤由利子
立ち読み

要因D 看護中間管理者として必要な能力に対する認識の深まり
 師長に求められている能力を知りマネジメント能力を高める具体策 /永瀬隆之
立ち読み

要因E 看護中間管理者の役割の明確化
 メンタルヘルスチェック票を活用した働きやすい職場づくり /荒川千春
立ち読み

要因F 自己のキャリア発達に対する主体的態度
 新任看護師長の成長を促す体制づくり
 計画的新任看護師長育成研修の実際 /木村麻紀・木村弘江
立ち読み

要因G キャリア発達行動の成果と確認
 マネジメントラダーを看護師長の育成にどのように生かすか /原田美佐・福田美登里・板垣伸子・西村淑乃・猪上妙子
立ち読み

要因H 看護という職業の意味
 自身の看護観を見つめ直し、知識の共有を図る副看護師長へのナラティブ /西村路子・小寺利美・加賀有未
立ち読み


管 理―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンピテンシーをより深く学ぶ ❹ /武村雪絵
コンピテンシーQ&A @
立ち読み

地域包括ケアシステム実現のための病院と地域との連携プロセスを見る ❹ /秋山みどり
患者の思いを支え地域につなげるための「退院支援」「地域連携」の取り組み
立ち読み

私が今、新人看護師長に戻れたなら ❹ /木村弘江
日々の実践のなかから学び師長としての成長につなげる
立ち読み


教育―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

基礎から学ぶルーブリック評価 ❹ /森田敏子
シラバスと授業改善および「ルーブリック評価」との関連
立ち読み

これからの看護師は「まち」の中の「いえ」で学ぶTOHOいえラボプロジェクト ❸ /横井郁子
学生の創造力
立ち読み


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Topics /渡辺美佐緒
女性医療職の支援議連設立/
専門看護師が11分野で1883人に
ほか

行政の動き /水巻中正
国の借金1066兆円 1人当たり840万円
基礎的財政収支は2020年度8兆円の赤字
ほか

リポート /編集部
女性医療職エンパワメント推進議員連盟設立総会開催

私のロールモデル ❹ /池西靜江
ロールモデルから学び得た教育のおもしろさ
立ち読み

こころをみつめる Book Guide Vol.112 /皆藤 章
岡潔著『春宵十話』
●その他
2017年5月号――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
特集:
重み増す認知症教育:そのあり方を考える


社会における認知症患者の増加に伴い、一般病棟においても認知症患者に出会う機会が多くなってきているなど、看護の対象としての比重が大きくなっており、今後ますますこの傾向は強まると予想されます。看護基礎教育においても認知症に対する教育を充実させるという流れが加速しています。一例として、認知症についての科目を老年看護学とは別建てとし、講義時間を十分に確保して教育にあたる大学も増えてきています。
そこで今回の特集では、超高齢社会での基礎教育における認知症教育の在り方を、本質からの考察と、いくつかの試みなどをとおして考えていきます。